【2026最新】サーフィン用デッキパッドおすすめ10選!人気ブランドを徹底比較

  • サーフィン用のデッキパッドはどれを選べばいい?
  • ブランドごとにキックの高さやアーチの違いがわからない
  • 自分のボードのテール形状に合うおすすめのデッキパッドを知りたい

サーフィン用のデッキパッドとは、サーフボードのテール側のデッキに貼る滑り止めのパッドで、後ろ足の置き場所を決めてグリップを確保するアイテムです。ワックスを塗らなくても後ろ足が滑りにくくなり、テールを踏み込む力をフィンへ伝えやすくなります。

ボードの形やサーフィンのスタイルに合わないデッキパッドを選ぶと、足の置き直しでキックに引っかかったり、テールの幅に対して面積が足りなかったりして、ターンで思うように踏み込めません。サーフィンの上達を早めるためには、ピース数やキックの高さを理解し、ボードとライディングに合うデッキパッドを選ぶことが重要です。

この記事では、サーフィンにおすすめのデッキパッドの選び方と、ブランド別のおすすめモデルを紹介します。ショートボードからフィッシュまで、デッキパッドの貼り替えを検討中のサーファーは、ぜひ参考にしてください。

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サーフィンにおすすめのデッキパッドの特徴

サーフィンにおすすめのデッキパッドは、後ろ足のグリップと位置決めを1枚でこなすアイテムです。デッキパッドはトラクションパッドとも呼ばれ、EVA(エチレン酢酸ビニルを発泡させた軽くて弾力のある素材)でできた滑り止めを、ボードのテール側のデッキに粘着剤で貼り付けて使います。

サーフィンではテールを強く踏み込んでターンを仕掛けるため、後ろ足が滑るとフィンに力が伝わらず、加速やドライブ(ターン中にボードを加速させて走らせること)が鈍ります。デッキパッドを貼れば後ろ足がリアフィンの真上で止まり、後端のキックがストッパーになるので、足元を見なくても立ち位置を把握できるのが利点です。

デッキパッドは、ピース数やキックの高さ、アーチ、グルーブ(溝)のパターンによって踏み心地が大きく変わります。テールの形やサーフィンのスタイルに合わないデッキパッドを貼ると踏み込みが浅くなるため、ボードと自分のライディングを基準に選ぶことが大切です。

サーフィン用のデッキパッドを選ぶときに押さえておきたい特徴は、以下の5ポイントです。

  • ピース数はボードのテール形状に合わせて選ぶのがおすすめ
  • キックテールの高さは操作性重視なら高めがおすすめ
  • アーチバーは土踏まずにフィットする高さがおすすめ
  • グルーブ(溝)パターンはグリップ力と足裏の感覚で選ぶのがおすすめ
  • 軽さと耐久性は素材と接着剤で選ぶのがおすすめ

ピース数はボードのテール形状に合わせて選ぶのがおすすめ

ピース数とは、デッキパッドがいくつのパーツに分かれているかを示す数で、テールの幅への合わせやすさを左右します。ショートボードで標準的なのは3ピースで、中央と左右のパーツの開き具合を調整しながら貼れるため、細めのテールにも沿わせやすい形です。

フィッシュやツインフィン、ハイブリッドのようにテールが広いボードには、縦に2分割した2ピースや幅広のワイド型が向いています。CHANNEL ISLANDSの「Dane Reynolds Traction Pad」はアーチのない縦割り2ピース、GORILLA GRIPの「Phat Three」はテールの広いハイブリッド向けの3ピースで、FCSの「T-3」にもWideやFishといった派生モデルがそろっています。

テールが細く絞られたピンテールのボードには、FCSの「T-3 Eco Pin Traction」のような細身のPin版を合わせる方法も有効です。テールの形とデッキパッドの形がそろうと、テールの端まで後ろ足で踏めるようになり、サーフィン中に足がデッキパッドからはみ出しにくくなります。

キックテールの高さは操作性重視なら高めがおすすめ

キック(キックテールとも呼ばれる、デッキパッド後端の盛り上がった部分)は、後ろ足が後ろへずれるのを止めるストッパーです。キックが高いほどテールを踏む位置をかかとで感じ取りやすく、リッピング(波のトップで鋭く向きを変える技)のような強い踏み込みでも足がテールから外れにくくなります。

掲載モデルでは、低めの20mmが「Andy Irons Pro」と「Dane Reynolds Traction Pad」、中間の30mmが「Kanoa Igarashi Pro Series」と「Mission: Control」です。35mmの「RELIANCE III」や高さ38mmの「PROTO 1.4」は高めの部類に入り、サーフィンで後ろ足を強くロックしたいライダー向けの高さです。

一方で、キックが高すぎると足の置き直しでかかとが引っかかり、テイクオフ(波に乗って立ち上がる動作)直後の立ち位置の調整がしにくくなります。デッキパッドを初めて使うサーファーは20〜30mmの中くらいの高さから試し、慣れてきたら高めのキックに乗り換えると、違和感なく移行できます。

アーチバーは土踏まずにフィットする高さがおすすめ

アーチ(アーチバーとも呼ばれる、デッキパッド中央の盛り上がり)は、後ろ足の土踏まずに当たり、足裏全体でデッキパッドをつかめるようにするパーツです。掲載モデルの高さは5〜10mmが中心で、DAKINEの「Andy Irons Pro」が5mm、OCTOPUSが6mm、OCEAN&EARTHが7mm、「RELIANCE III」が8mm、「PROTO 1.4」が10mmとなっています。

アーチは高さだけでなく形にも違いがあり、OCTOPUSのドーム型やCREATURES OF LEISUREのティアドロップ型、FCSのコフィン型など、ブランドごとに土踏まずへの当たり方が変わります。高いアーチは足の位置を探りやすく、低いアーチはデッキパッドの上で足を動かしやすいため、サーフィンのスタイルに合わせて高さを選ぶと良いでしょう。

アーチのないフラットなデッキパッドは、足裏でボードの動きを感じ取りたいサーファーに向いています。ツインフィンやフィッシュのように、波に合わせてスタンスを前後に細かく変えるサーフィンでも、アーチに足が当たらないぶん足を運びやすい形状です。

グルーブ(溝)パターンはグリップ力と足裏の感覚で選ぶのがおすすめ

グルーブとは、デッキパッドの表面に刻まれた溝のことで、溝の形がグリップの強さと足裏の感触を決めます。代表的なのはひし形のダイヤモンドや四角いスクエア、細い縦溝が並ぶコーデュロイで、CREATURES OF LEISUREの「PROTO 1.4」のように、成形加工で多方向に効くパターンを作ったデッキパッドも選択肢のひとつです。

溝が深く角が立っているほど足が食いつき、サーフィンの強い踏み込みでもずれにくくなります。反対に、浅く細かい溝は足を滑らせて位置を直しやすく、スタンスを頻繁に動かすライディングで扱いやすいのが特徴です。

サーフィンではデッキパッドを素足で踏み続けるため、溝の角が足裏に当たる感触も確認しておきたいポイントです。夏場の素足でのサーフィンが多いサーファーは、肌当たりのやわらかいデッキパッドを選ぶと、長いセッションでも足裏の当たりが気になりにくくなります。

軽さと耐久性は素材と接着剤で選ぶのがおすすめ

薄型や肉抜き、パーフォレーション(小さな穴あけ加工)で軽くしたデッキパッドは、ボードの重量を増やしにくく、ボード本来の軽さを保てます。CREATURES OF LEISUREの「RELIANCE III」は大きな肉抜き、FCSの「T-3 Eco Traction」はパーフォレーション、「Filipe Toledo Traction」は極薄の素材で軽さを追求しました。

最近は植物由来や生分解性のEVAを使ったデッキパッドも増えており、FCSの「T-3 Eco Traction」はサトウキビ由来のバイオフォーム、DAKINEの「Andy Irons Pro」はDakine Friendly Foam、CHANNEL ISLANDSの「Dane Reynolds Traction Pad」はBioGrip Natural EVA foamを採用しています。

剥がれにくさは粘着剤の品質で決まり、掲載モデルの粘着剤は多くが3M社製です。サーフィンでは海水と紫外線にさらされ続けるため、水を吸い込まないクローズドセルEVA(独立した気泡でできた発泡素材)と3M社の粘着剤を組み合わせたデッキパッドを選ぶと、端から浮きにくくなります。

サーフィンにおすすめのデッキパッド10選

ここではサーフィンにおすすめのデッキパッドを、ブランド別に紹介します。定番のFCSやCREATURES OF LEISURE、OCEAN&EARTHに加え、OCTOPUSやGORILLA GRIP、CHANNEL ISLANDS、DAKINEまで、ショートボード向けの3ピースを中心にワイドテール向けやフラット型も選びました。

各デッキパッドの紹介では、キックやアーチの高さがサーフィンの踏み心地にどう効くかと、どんなサーファーにおすすめかをまとめています。テール形状やスタンスの好みと照らし合わせると、自分のボードに合うデッキパッドを絞り込めます。

サーフィンにぴったりのおすすめデッキパッドを、ブランドごとにまとめた以下のモデルから比べてみてください。

  • 【GORILLA GRIP】Phat Three
  • 【OCEAN&EARTH】COR_X Shortboard
  • 【OCEAN&EARTH】Kanoa Igarashi Pro Series
  • 【CREATURES OF LEISURE】RELIANCE III
  • 【CREATURES OF LEISURE】PROTO 1.4
  • 【FCS】T-3 Eco Traction
  • 【FCS】Filipe Toledo Traction
  • 【OCTOPUS】Mission: Control
  • 【CHANNEL ISLANDS】Dane Reynolds Traction Pad
  • 【DAKINE】Andy Irons Pro

【GORILLA GRIP】Phat Three

【GORILLA GRIP】Phat Threeの製品画像

項目 内容
ブランド GORILLA GRIP
モデル名 Phat Three
ピース数 3ピース
キックの高さ ミディアム(mm表記なし)
アーチ Copperhead Arch(高さ-)
グルーブ(溝)パターン Diamond Groove
主な特徴・素材 サイドパネルの穴あけ加工・大きめの足とワイドテール向け

「Phat Three」は、GORILLA GRIPが足の大きいサーファーとテールの広いハイブリッドボードに向けて作った3ピースのデッキパッドです。GORILLA GRIPは現在FCSの公式サイトでも展開されており、幅広のPhatシリーズはサーフィン中の後ろ足を広い面積で受け止めます。

「Phat Three」の表面には人気のDiamond Grooveが刻まれ、サイドパネルのパーフォレーション(穴あけ加工)と組み合わせて足裏をしっかり固定します。中央のCopperhead Archが土踏まずを支え、ミディアムの高さのキックが後ろ足を受け止めるため、フィンを強く踏み込むライディングにも対応する作りです。

足のサイズが大きいサーファーや、ハイブリッドやテールの広いショートボードに乗る人におすすめのデッキパッドです。GORILLA GRIPの「Phat Three」はキックが高すぎず初めてでも足の置き直しがしやすい反面、高いキックで後ろ足を強く止めたいサーフィンでは控えめに感じられます。

【OCEAN&EARTH】COR_X Shortboard

【OCEAN&EARTH】COR_X Shortboardの製品画像

項目 内容
ブランド OCEAN&EARTH
モデル名 COR_X Shortboard
ピース数 3ピース
キックの高さ 25mm(Power Kick)
アーチ 7mm
グルーブ(溝)パターン ダイヤモンド
主な特徴・素材 防水クローズドセルEVA・3M粘着剤

「COR_X Shortboard」は、オーストラリアのOCEAN&EARTHがシンプルな3ピースとして打ち出す、ショートボード用のベーシックなデッキパッドです。装飾を抑えたぶん、サーフィンに必要なグリップとキック、アーチという基本の要素をしっかり押さえています。

「COR_X Shortboard」に使われているのは、紫外線と水に強い独自のクローズドセルEVAで、薄く軽い仕上がりです。テールには高密度EVAのウェッジを入れたPOWER KICKを採用し、高さ25mmのキックが後ろ足の踏み込みを受け止めます。キックの付け根に溝を入れたBASE FLEXがボードのカーブへの密着を高め、7mmのアーチとダイヤモンドのグルーブ、3M社の粘着剤で基本性能を固めました。

派手なデザインよりも基本性能を重視するサーファーや、初めてデッキパッドを貼る初心者におすすめの1枚です。OCEAN&EARTHの「COR_X Shortboard」は機能を絞った構成のため、予備のボード用にもう1枚そろえたい人にも選びやすい一方、溝の形やアーチに個性を求める人には物足りません。

【OCEAN&EARTH】Kanoa Igarashi Pro Series

【OCEAN&EARTH】Kanoa Igarashi Pro Seriesの製品画像

項目 内容
ブランド OCEAN&EARTH
モデル名 Kanoa Igarashi Pro Series
ピース数 3ピース
キックの高さ 30mm(Power Kick・Extra High)
アーチ 7mm
グルーブ(溝)パターン Square Diamond(スロット溝あり)
主な特徴・素材 防水EVA・3M粘着剤

「Kanoa Igarashi Pro Series」は、WSLのツアーで戦い、東京2020オリンピックで銀メダルを獲得した五十嵐カノアがデザインした、OCEAN&EARTHのシグネチャーデッキパッドです。日本のサーフィンファンにもなじみ深いプロのモデルで、高いキックと独自の溝パターンを備えています。

「Kanoa Igarashi Pro Series」の表面には、五十嵐カノア独自のSquare Diamondグルーブが刻まれ、前後左右の足のずれを抑えます。テールにはExtra Highに分類される高さ30mmのPOWER KICKを備え、後ろ足をしっかり止める構造です。素材は防水性の高いWATERPROOF EVAで、7mmのアーチと3M社の粘着剤を組み合わせています。

高めのキックでテールを強く踏み込みたい中級者以上のサーファーや、リッピングやエアー(波のトップを使ってボードごと空中に飛ぶ技)を目指す人におすすめです。OCEAN&EARTHの「Kanoa Igarashi Pro Series」は、30mmのキックに慣れていない初心者だと足の置き直しで引っかかりを感じやすくなります。

【CREATURES OF LEISURE】RELIANCE III

【CREATURES OF LEISURE】RELIANCE IIIの製品画像

項目 内容
ブランド CREATURES OF LEISURE
モデル名 RELIANCE III
ピース数 3ピース
キックの高さ 35mm(Ramp Large Kick)
アーチ 8mm(Teardrop Wide Arch Bar)
グルーブ(溝)パターン Square Loc II
主な特徴・素材 大きな肉抜きで軽量化・3M粘着剤

「RELIANCE III」は、オーストラリアのCREATURES OF LEISUREが展開する定番シリーズ「RELIANCE」のデッキパッドで、大胆な肉抜きで軽さを追求したモデルです。高いキックで後ろ足を止める安心感を残しながら、ボードに貼っても重さが気になりにくいサーフィン用のデッキパッドに仕上げています。

「RELIANCE III」は、mega cut-outsと呼ばれる大きなカットアウトで軽量化しつつ、足裏にボードの感触を残す設計です。Square Loc IIのパターンと高さ35mmのRamp Large Kickが後ろ足をロックし、幅広の8mmアーチであるTeardrop Wide Arch Barが土踏まずを広く支えます。粘着剤には3M Adhesiveを使っています。

35mmの高いキックで後ろ足を確実に止めたいものの、最上位モデルほどの機能は求めないサーフィンの中級者におすすめのデッキパッドです。CREATURES OF LEISUREの「RELIANCE III」は軽さとグリップのバランスに優れる反面、キックが高いため、低いキックに慣れたサーファーは最初に足の位置を確かめてから海に入ると安心できます。

【CREATURES OF LEISURE】PROTO 1.4

【CREATURES OF LEISURE】PROTO 1.4の製品画像

項目 内容
ブランド CREATURES OF LEISURE
モデル名 PROTO 1.4
ピース数 3ピース
キックの高さ 38mm(46°・RECOIL kick)
アーチ 10mm(PRO-FORM arch)
グルーブ(溝)パターン MULTI-LOC(多方向グリップ)
主な特徴・素材 成形加工・反発するRECOILキック・3M粘着剤

「PROTO 1.4」は、ミック・ファニングとイタロ・フェレイラという2人の世界王者と、試作とテストを重ねて開発されたCREATURES OF LEISUREの最上位デッキパッドです。SBIAのSurf Accessory of the Yearを含む3つの賞に加え、Good Design Awardのゴールドも受賞し、サーフィン業界で高く評価されています。

「PROTO 1.4」はMoulded Technology(成形加工)で作るMULTI-LOCパターンを採用し、足の形に沿って多方向にグリップする構造です。快適さと安定性を重視したPRO-FORM archは高さ10mmで、エアーの着地で受ける衝撃を和らげる役割を担います。後端には反発を生むRECOIL kickを備え、46度・高さ38mmのキックがテールの踏み込みを後押しします。

デッキパッドの性能にこだわる中上級者や、エアーのように着地の衝撃が大きいサーフィンをするライダーにおすすめです。CREATURES OF LEISUREの「PROTO 1.4」は38mmのキックと10mmのアーチで足元をしっかり固定したい人向けで、フラットな踏み心地を好むサーファーには合いません。

【FCS】T-3 Eco Traction

【FCS】T-3 Eco Tractionの製品画像

項目 内容
ブランド FCS
モデル名 T-3 Eco Traction
ピース数 3ピース
キックの高さ ハイ(mm表記なし)
アーチ Coffin arch bar(高さ-)
グルーブ(溝)パターン ダブルダイヤモンド+ダブルスクエア
主な特徴・素材 サトウキビ由来バイオフォーム・穴あけ加工

「T-3 Eco Traction」は、着脱式フィンシステムで知られるFCSの定番3ピース「T-3」を、自然由来の素材で作り直したデッキパッドです。ショートボードのサーフィンに合わせた標準的な形を受け継ぎながら、素材を見直すことで環境への負荷を抑えています。

「T-3 Eco Traction」は素材にsugarcane bio-foam(サトウキビ由来のバイオフォーム)を使い、Double diamond groove & double square grooveの2種類の溝でグリップを確保する設計です。中央のCoffin arch barと後端のHigh tail kickが後ろ足の位置を決め、サンディング加工とパーフォレーションで足裏を滑りにくくしています。

ショートボードに標準的なデッキパッドを貼りたいサーファーや、どれを選ぶか迷っている初心者におすすめの定番モデルです。FCSの「T-3 Eco Traction」にはWide Eco、Fish Eco、Eco Pinといったテール形状別の派生モデルがあり、ボードを替えても同じ系統の踏み心地でサーフィンを続けられます。

【FCS】Filipe Toledo Traction

【FCS】Filipe Toledo Tractionの製品画像

項目 内容
ブランド FCS
モデル名 Filipe Toledo Traction
ピース数 3ピース
キックの高さ ハイ(mm表記なし)
アーチ Drop arch bar(高さ-)
グルーブ(溝)パターン Diamond III Groove
主な特徴・素材 極薄・チャンネル加工・サンディング加工

「Filipe Toledo Traction」は、スピードとエアーで知られ、2022年と2023年にWSLの世界王者となったフィリペ・トレドのシグネチャーデッキパッドです。トップ選手と共同で開発とテストを行うFCSのAthlete Seriesのひとつで、プロのサーフィンの現場で作り込まれました。

「Filipe Toledo Traction」は、Diamond III GrooveとDrop arch bar、High tail kickを組み合わせた3ピースです。極薄(Ultra-thin)の素材で足裏にボードの感触を残しつつ、表面のChannels(溝加工)とサンディング加工で滑りにくさを高めています。強く踏み込むターンでもエアーの着地でも、後ろ足をコントロールしやすい設計です。

足裏の感覚とグリップを両立させたいパフォーマンス志向の中上級者や、エアーとスピードを磨きたいサーファーにおすすめのデッキパッドです。FCSの「Filipe Toledo Traction」は薄さを優先した作りなので、厚みのあるクッションで足裏を守りたい人より、ボードの動きをダイレクトに感じたい人に向いています。

【OCTOPUS】Mission: Control

【OCTOPUS】Mission: Controlの製品画像

項目 内容
ブランド OCTOPUS
モデル名 Mission: Control
ピース数 3ピース
キックの高さ 30mm(コンターキック)
アーチ 6mm(Domed Arch Bar)
グルーブ(溝)パターン Thermo-Gnar(Octo-Groove+二次テクスチャー)
主な特徴・素材 Thermo-Gnar採用・3M粘着剤

「Mission: Control」は、2015年にカリフォルニアのサーファーたちが立ち上げたOCTOPUSが、チームライダー全員を開発とテストに関わらせて作り込んだデッキパッドです。余計な要素を削り、サーフィンに必要な機能だけを残す方針で改良を重ねたOCTOPUSの旗艦モデルにあたります。

「Mission: Control」は独自のThermo-Gnar Technologyにより、トレードマークの四角いOcto-Grooveパターンに細かな二次テクスチャーを重ねた構造です。6mmのDomed Arch Bar(ドーム型のアーチ)と高さ30mmのSteep Contoured Tail Kickが後ろ足を受け止め、粘着剤には3M High-Grade Secure Stickを採用しています。

見た目はシンプルでもグリップ力に妥協したくない中上級者や、30mmの高めのキックで後ろ足の位置を固めたいサーファーにおすすめです。OCTOPUSの「Mission: Control」は、足を頻繁に動かすサーフィンよりも、後ろ足を決めた位置でしっかり止めたいライディングに向いています。

【CHANNEL ISLANDS】Dane Reynolds Traction Pad

【CHANNEL ISLANDS】Dane Reynolds Traction Padの製品画像

項目 内容
ブランド CHANNEL ISLANDS
モデル名 Dane Reynolds Traction Pad
ピース数 2ピース(縦割り)
キックの高さ 20mm(ランプキック)
アーチ フラット(アーチなし)
グルーブ(溝)パターン Mixed groove
主な特徴・素材 BioGrip Natural EVA・3Mマリングレード粘着剤

「Dane Reynolds Traction Pad」は、1969年にカリフォルニアのサンタバーバラでアル・メリックが設立したサーフボードブランド、CHANNEL ISLANDSのデッキパッドです。自由なサーフィンで人気を集めるデーン・レイノルズのシグネチャーで、アーチのないフラットな2ピースを採用しています。

「Dane Reynolds Traction Pad」は縦に2分割したフラットな構造で、ほとんどのテール幅に合わせて貼れます。Lined-upパターンとダイヤモンドグルーブを組み合わせたMixed grooveで足をとらえ、素材にはBioGrip Natural EVA foamを採用しました。キックは20mmのランプキック(なだらかな傾斜のキック)で、後ろ足を軽く受け止める程度に抑えています。

足裏でボードの動きを感じたいフラット派のサーファーや、ツインフィンやフィッシュなどテールの広いボードに貼りたい人におすすめのデッキパッドです。CHANNEL ISLANDSの「Dane Reynolds Traction Pad」は高いキックやアーチが合わなかった人の乗り換え先になる一方、テールを強く踏み込んで後ろ足をロックしたいサーフィンには物足りません。

【DAKINE】Andy Irons Pro

【DAKINE】Andy Irons Proの製品画像

項目 内容
ブランド DAKINE
モデル名 Andy Irons Pro
ピース数 3ピース
キックの高さ 20mm(ランプキック)
アーチ 5mm(幅7cmのセンターアーチ)
グルーブ(溝)パターン Posi-Traction グリッド
主な特徴・素材 Friendly Foam(EVA100%)・3M粘着剤

「Andy Irons Pro」は、ハワイ発のサーフブランドDAKINEが、3度の世界王者アンディ・アイアンズが実際に使っていた3ピースを受け継いだシグネチャーデッキパッドです。DAKINEは売上の一部をアンディの息子の信託を支援する基金に充てており、サーフィンの歴史に名を残すアンディへの敬意を込めたモデルです。

「Andy Irons Pro」は、幅7cm・高さ5mmの控えめなセンターアーチと20mmのランプキックで、クラシックな踏み心地に仕上げています。素材には生分解性のEVAであるDakine Friendly Foamを使い、表面のPosi-Traction grid patternが足裏を支えます。3M社の粘着剤を使い、パッケージにもプラスチックを使っていません。

低めのキックと控えめなアーチで自然な踏み心地を求めるサーファーや、初めてのデッキパッドで足元の違和感を少なくしたい人におすすめです。DAKINEの「Andy Irons Pro」は足を動かしやすい反面、高いキックで後ろ足を強く止めたいエアー志向のサーフィンでは、キックの低さが物足りなく感じられます。

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デッキパッドを使うときの注意点

サーフィン用のデッキパッドを最大限に活かすために、知っておきたい注意点を解説します。デッキパッドは貼る位置と下準備で使い心地が大きく変わるため、モデル選びと合わせて押さえておきたいポイントです。

デッキパッドを長くしっかり使うために覚えておきたい注意点は、以下の4つです。

  • 貼る位置はフィンとテールエンドを目安に決める
  • 貼る前はワックスと汚れを落とし、貼ったあとは時間を置く
  • 前足側はワックスやフロントデッキパッドと組み合わせる
  • 劣化したら貼り替え、剥がすときは温めてゆっくり剥がす

貼る位置はフィンとテールエンドを目安に決める

デッキパッドは、キックの後端がテールエンドの少し手前に来る位置に貼るのが基本です。テールエンドから1〜1.5インチ(約2.5〜3.8cm)手前が目安で、後ろ足がリアフィンのフィンボックスの真上あたりに乗るかどうかも合わせて確認します。

FCSの公式の手順では、剥離紙を付けたままデッキパッドを仮置きし、鉛筆で角の位置をボードに写してから貼る方法を案内しています。いきなり剥離紙を剥がすと位置を直せないため、仮置きの状態で足を乗せてスタンスを確かめてから貼るのが、失敗を防ぐコツです。

最適な位置はスタンス幅や足のサイズで変わるため、普段のサーフィンで後ろ足がどこに乗っているかを、ワックスに残った足跡で確かめておくことが大切です。後ろ足のかかとのすぐ後ろにキックの立ち上がりが来るよう合わせると、デッキパッドの位置を決めやすくなります。

貼る前はワックスと汚れを落とし、貼ったあとは時間を置く

デッキパッドを貼る前は、ボードに残ったワックスや砂、ホコリを完全に落とし、仕上げにアルコールで拭いて脱脂しておくことが欠かせません。FCSの公式はメチルアルコールでの拭き取りを案内しており、ワックスがわずかでも残っていると粘着剤が密着せず、サーフィン中に端から浮く原因になります。

剥離紙を剥がしたら、中心から外側へ向けて空気を押し出すように強く押し付けます。貼ったあとは粘着剤が定着するまで海に入らずに置く必要があり、目安は数時間から一晩ほどで、詳しい時間は各メーカーの貼り付け手順に従ってください。気温が低い時期は粘着剤がなじみにくいため、冬場は暖かい室内で作業すると密着しやすくなります。

前足側はワックスやフロントデッキパッドと組み合わせる

デッキパッドは後ろ足用のアイテムのため、前足側のデッキにはワックスを塗るか、フロントデッキ用のパッドを貼ってグリップを確保します。FCSの「T-3 Mid ECO Traction」やOCTOPUSの「Front Deck III」が、デッキの中央付近に貼るフロントデッキ用パッドの代表例です。

デッキパッドの上には、基本的にワックスを塗る必要はありません。ワックスを塗った前足側とデッキパッドの境目には段差ができるため、テイクオフで後ろ足を運ぶ途中につまずかないよう境目の位置を意識しておくと、サーフィン中の足運びがスムーズになります。

劣化したら貼り替え、剥がすときは温めてゆっくり剥がす

溝がすり減ってグリップが落ちたと感じたときや、デッキパッドの端が浮いてきたときは貼り替えのサインです。端の浮きを放置すると隙間から海水や砂が入り込み、サーフィン中にデッキパッドがずれたり剥がれたりする原因になります。

古いデッキパッドを剥がすときは、ドライヤーで温めて粘着剤をやわらかくし、端からゆっくり引き剥がします。ボードに残った粘着剤はリムーバーで落とし、表面を傷つける金属のヘラは使わないほうが安全です。長く貼っていたボードは、貼っていた部分と周囲で日焼けの差が出て、剥がしたあとに跡が残ることがあります。

まとめ:デッキパッドで足元を安定させてサーフィンを楽しもう

この記事では、サーフィンにおすすめのデッキパッドと選び方を解説しました。デッキパッドは後ろ足の位置を決め、テールを踏み込む力をフィンへ伝えるための道具で、ピース数やキックの高さ、アーチ、グルーブ、素材と粘着剤によって踏み心地が変わります。

サーフィン用のデッキパッドを選ぶ際は、テール形状とキックの高さ、アーチの有無の3点を判断軸にすると失敗しません。迷ったらFCSの「T-3 Eco Traction」のような定番の3ピース、フィッシュやツインフィンなら「Dane Reynolds Traction Pad」のようなフラット型や幅広の「Phat Three」がおすすめです。

性能にこだわるなら、CREATURES OF LEISUREの「PROTO 1.4」のような上位モデルが候補になります。デッキパッドを替えるだけで、後ろ足の安心感とターンの踏み込みは大きく変わるので、自分のボードに合う1枚を手に入れて、サーフィンをもっと楽しんでください。

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この記事を書いた人

学生のころからサーフィンに親しみ、これまで複数ブランドのボードを実際に購入し、波のコンディションごとに乗り比べてきました。各モデルの形状や浮力、選び方の違いを実購入者の目線で整理し、何を基準に選べばいいか迷う方に向けて『サーフセレクト』を運営しています。

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