- NSPのサーフボードは工法の種類が多くて、どれを選べばいいかわからない
- PROTECH2とELEMENTSで何がどう違うのか知りたい
- 初心者が最初の1本に選んで失敗しないNSPのモデルはどれ?
「NSP」は2001年に開発プロジェクト「New Surf Project」として始まったサーフボードブランドで、世界初のエポキシ量産ボードを世に出したメーカーとして知られています。EPSフォームとエポキシ樹脂を組み合わせた壊れにくいボード作りと、同じシェイプを複数の工法で展開する幅広いラインナップに定評があります。
この記事では、NSPの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、日本国内で正規流通しているサーフボードを全モデル比較します。レベル別・波質別のおすすめモデルも紹介しますので、NSPのサーフボードが気になっている人はぜひチェックしてください。
NSPとは耐久性と汎用性に強みを持つサーフボードブランド
NSPは2001年に生まれたサーフボードブランドで、量産ボードの品質基準を押し上げた存在として世界中のサーフショップに並んでいます。トップコンテスト向けの尖ったボードではなく、週末に海へ通うサーファーやスクール、レンタル現場で毎日使われるボードを軸に据えてきました。
日本国内では株式会社オンズが正規取扱を担っており、2026年モデルも国内の正規流通ルートで手に入ります。並行輸入品だけが出回るブランドではないため、フィンやリペアを含めたアフターの相談ができる点も、NSPのサーフボードを選ぶうえでの安心材料になります。
NSPのブランドコンセプト
NSPが掲げているのは「Versatility(汎用性)・Durability(耐久性)・Performance(性能)」の3つを高い次元で両立させるという開発思想です。どれか1つを突き詰めて他を犠牲にするのではなく、3つの折り合いをどこでつけるかをモデルごとに設計しています。
実際に海に入る人の使い方を基準に据えることを、NSPは大切にしています。年に数回しか波乗りできない人でも、毎週通う人でも、同じボードが同じように機能することをNSPは重視しています。
NSPの歴史と創業背景
NSPの始まりは、2001年に立ち上がった「New Surf Project」という開発プロジェクトです。当時は主流だったPU(ポリウレタン)フォームのボードに対し、より軽く水を吸いにくいEPSフォームとエポキシ樹脂の組み合わせを量産に乗せるという狙いがありました。
近年のNSPは、社名の3文字に「Nature, Surfing, Products」という意味も重ねています。サーフボードの製造で出る環境負荷を減らす取り組みと、量産ゆえの安定した品質を両立させる姿勢が、ブランドの背骨です。
NSPの特徴と強み
NSPのサーフボードは、シェイパーの原型をモールド(型)で成形し、EPSコアにエポキシをラミネートして仕上げます。手作業のシェイプに比べて個体差が出にくく、同じモデルなら誰が買っても同じアウトラインとコンケーブ(ボトムの掘り込み)が手に入ります。
もう1つの強みが、「構造で選べる」ラインナップです。NSPは同じシェイプをPROTECH2とELEMENTSの両方で展開することがあり、求める仕上がりと使い方に応じて工法だけを選び直せます。シェイプと工法を掛け算で考えられる点が、NSPのサーフボードの選び方を独特なものにしています。
NSPの機能とテクノロジー
ここでの解説対象は、NSPのサーフボードに使われている工法(コンストラクション)とコア素材です。NSPのモデル名は「TINDER-D8 PROTECH2」のように、前半がシェイプ名、後半が工法名という組み立てになっています。
NSPのサーフボードに使われている工法・コア素材は以下の5つです。
- SecureCell EPSコア
- Protech 2
- Elements
- HDT(High Definition Technology)
- P2 Softのソフトデッキ構造
SecureCell EPSコア
SecureCell EPSは、NSPの多くのサーフボードに共通して使われている発泡コア素材です。EPS(発泡ポリスチレン)は無数の独立した気泡で構成されており、軽さと浮力を両立します。
コアの均一さは、モールド成形との相性の良さにも直結します。型に流し込んだときに密度のムラが出にくく、狙ったフレックス(しなり)をボード全体で再現できます。長く同じ乗り味が続くという点が、NSPのサーフボードを使う側のメリットです。
Protech 2
Protech 2は、NSPのハードボードの中で上位に位置づけられる工法です。SecureCell EPSコアをカスタムウェットラミネート、つまり樹脂を含ませたクロスを手作業に近い工程で巻いていく手法で仕上げます。
見た目と質感を求めつつ、量産ボードの丈夫さも手放したくないサーファーに向くのがProtech 2です。PUボードから乗り換えても違和感が少ない仕上がりで、NSPのハードボードを本気で使い込みたい層の受け皿になっています。
Elements
Elementsは、NSPがエントリー〜ミドルクラス向けに展開する工法です。EPSコアをモールドで正確に成形し、エポキシラミネートで包むという工程を徹底することで、シェイプの再現性と耐衝撃性を確保しています。
初めての1本や、旅に持ち出す2本目としてElementsは扱いやすい選択肢です。飛行機に積む、車のルーフに何度も載せる、砂利の駐車場に置くといった雑な扱いに耐えるため、NSPのサーフボードの中でも気を使わずに使い倒せます。
HDT(High Definition Technology)
HDTは、著名シェイパーの原型を扱うShapers Unionシリーズのために開発された工法です。ストリンガー(ボード中央を縦に通す補強材)を入れたEPSコアに、エポキシレジンと専用のカスタムレイアップを組み合わせます。
ストリンガーを入れたことで得られるのは、まっすぐな張りとしなやかな戻りです。板が波の力を受けたときに曲がりすぎず、踏み込んだ分だけ返ってくる感覚が生まれます。カスタムボードのフィーリングを求める中級〜上級サーファーが、HDTの主な対象です。
P2 Softのソフトデッキ構造
P2 Softは、NSPのソフトボード向けの工法です。SecureCell EPSコアをファイバーグラスでラミネートした芯を作り、その上にグリップの効くソフトデッキ材を貼り合わせ、ボトムには水離れの良いHDスリック素材を使います。
ワックスを塗らずに乗れて、デッキが体に当たっても痛くないという性格が、スクールや家族での共用との相性を良くしています。NSPのP2 Softは、サーフィンを始めたばかりの人が転ぶことを恐れずに練習できる環境を作ります。
NSPサーフボードの全種類の違いを比較
この章のテーマは、NSPのサーフボードの全種類の違いです。2026年モデルとして日本国内で正規に流通しているのは、PROTECH2・ELEMENTS・HDT・P2 SOFTの4工法にまたがる12モデルです。
まず全モデルの比較表でカテゴリー・工法・サイズ展開・容積・対象レベルを俯瞰し、そのあと上位工法のPROTECH2から順に各モデルの中身へ入ります。容積(L)は浮力の目安で、数字が大きいほどパドルが楽になり、小さいほど足元の反応が軽くなります。
| モデル名 | カテゴリー | 工法 | サイズ展開 | 容積(L) | 対象レベル |
|---|---|---|---|---|---|
| TINDER-D8 PROTECH2 | ショートボード(オールラウンド) | PROTECH2 | 5’10″〜6’6″(5サイズ) | 29.9〜42.2L | 中級〜上級 |
| KINGFISH PROTECH2 | フィッシュ/グラベラー | PROTECH2 | 5’6″〜6’8″(4サイズ) | 26.2〜42.1L | 初心者〜上級 |
| MAGNET PROTECH2 | ミッドレングス | PROTECH2 | 6’8″〜7’6″(3サイズ) | 42.3〜54.0L | 初中級〜中級 |
| DOUBLE UP PROTECH2 | ミッドレングス/ファンボード | PROTECH2 | 7’4″/8’4″(2サイズ) | 72〜85L | 初心者〜上級 |
| LONGBOARD PROTECH2 | ロングボード | PROTECH2 | 8’0″〜9’0″(3サイズ) | 56.9〜73.2L | 初心者〜上級 |
| UNICORN HDT | ロングボード | HDT | 9’1″(1サイズ) | 65.0L | 中級〜上級 |
| HYBRID ELEMENTS | ショートボード(ハイブリッド) | ELEMENTS | 6’2″〜6’6″(3サイズ) | 40.5〜51.9L | 中級〜エキスパート |
| DOUBLE VISION ELEMENTS | レトロツイン/フィッシュ | ELEMENTS | 5’6″〜6’5″(4サイズ) | 31.0〜46.9L | – |
| FUNBOARD ELEMENTS | ファンボード/ミッドレングス | ELEMENTS | 6’8″〜7’6″(3サイズ) | 42.1〜54.4L | 初心者〜中級 |
| LONGBOARD ELEMENTS | ロングボード | ELEMENTS | 8’0″〜9’6″(4サイズ) | 56.9〜82.0L | 初心者〜中級 |
| P2 SOFT BASIC SURF WIDE | ソフトボード(ワイド) | P2 SOFT | 7’4″〜9’2″(3サイズ) | 80.9〜109.6L | 初心者 |
| P2 SOFT BASIC LONGBOARD | ソフトボード(ロング) | P2 SOFT | 7’0″〜9’2″(3サイズ) | 62.0〜84.0L | 初心者 |
TINDER-D8 PROTECH2

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | TINDER-D8 PROTECH2 |
| 工法 | PROTECH2(SecureCell EPS+カスタムウェットラミネート) |
| サイズ展開 | 5’10″〜6’6″(5サイズ) |
| 容積 | 29.9〜42.2L |
| ボトム形状 | シングルコンケーブ→ダブルコンケーブ |
NSPの「TINDER-D8」は、ホームブレイクの日常的な波を1本でこなすことを狙ったオールラウンドショートボードです。シェイプを手がけたのはMarcie O’Neillで、NSPのハードボード群の中心に置かれる看板モデルにあたります。
サイズは5’10″の29.9Lから6’6″の42.2Lまで5本。適正波は1〜6ftと幅広く、軽い風波から胸肩サイズまで同じ1本で通せるのが「TINDER-D8」の性格です。
PROTECH2工法で仕上げられているため、ティントの効いた見た目とカスタムボードに近い質感を持ちながら、踏み込みや積み降ろしのダメージには強く仕上がっています。ホームポイントの大半を1本でこなしたい中級〜上級サーファー、PUボードからエポキシへ乗り換えたいサーファーに合うNSPのサーフボードです。
KINGFISH PROTECH2

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | KINGFISH PROTECH2 |
| 工法 | PROTECH2(SecureCell EPS+カスタムウェットラミネート) |
| サイズ展開 | 5’6″〜6’8″(4サイズ) |
| 容積 | 26.2〜42.1L |
| ボトム形状 | シングル→ダブルコンケーブ+Vテール |
パワーの乏しい波でも板を走らせることに振り切ったのが、NSPの「KINGFISH」です。フィッシュのアウトラインに厚みと浮力を足したグラベラー(小波を拾って走らせるための厚めのボード)で、日本の平均的なコンディションと噛み合う1本になっています。
サイズは5’6″の26.2Lから6’8″の42.1Lまで4本で、対応レベルは初心者から上級まで。適正波は1〜6ftです。同じレングスのショートボードより容積が大きいため、普段より短い板でもパドルが落ちないという選び方ができます。
腰から胸のダラけた波が多いエリアで波数を稼ぎたいサーファーや、ショートボードでのテイクオフ成功率を上げたいサーファーに合います。PROTECH2工法の丈夫さもあり、毎週入る人ほど「KINGFISH」の恩恵は大きいのが特徴です。
MAGNET PROTECH2

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | MAGNET PROTECH2 |
| 工法 | PROTECH2(SecureCell EPS+カスタムウェットラミネート) |
| サイズ展開 | 6’8″〜7’6″(3サイズ) |
| 容積 | 42.3〜54.0L |
| ボトム形状 | シングルコンケーブ→Vボトム |
6’8″から7’6″のミッドレングスとして展開されているのが、NSPの「MAGNET」です。ショートボードの機動力とロングボードの安定感の間を埋める領域を、扱いやすさ寄りにまとめています。
容積は6’8″で42.3L、7’2″で48.8L、7’6″で54.0L。体重と経験値に応じて刻めるため、同じシェイプのまま自分に合う浮力を選べる使いやすさを「MAGNET」は備えています。適正波は1〜6ftをカバーします。
ショートボードに苦戦している初中級から中級のサーファー、ロングボードから短い板へ移りたいサーファー向けの1本です。NSPのサーフボードの中では、最初のステップアップ先として計算が立つモデルです。
DOUBLE UP PROTECH2

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | DOUBLE UP PROTECH2 |
| 工法 | PROTECH2(SecureCell EPS+カスタムウェットラミネート) |
| サイズ展開 | 7’4″/8’4″(2サイズ) |
| 容積 | 72〜85L |
| ボトム形状 | コンケーブ→Vボトム |
NSPの「DOUBLE UP」は、ロングボード的なグライド(滑走の伸び)を保ったまま、取り回しを軽くしています。ミッドレングスとファンボードの中間にあたる位置づけで、波を捉える力を最優先に組み立てられています。
膝波でもパドル数本で滑り出せる浮力があるため、コンディションが上がらない日でも波数が落ちません。適正波は1〜6ftで、初心者から上級者まで対応します。
これからサーフィンを本格的に始める人の1本目としても、上級者が小波の日に持ち出すセカンドボードとしても機能します。家族やパートナーと共用しやすい点も、NSPの「DOUBLE UP」を選ぶ理由の1つです。
LONGBOARD PROTECH2

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | LONGBOARD PROTECH2 |
| 工法 | PROTECH2(SecureCell EPS 36g+ファイバー補強テールパッチ) |
| サイズ展開 | 8’0″〜9’0″(3サイズ) |
| 容積 | 56.9〜73.2L |
| ボトム形状 | マイルドなV+緩やかなダブルコンケーブ |
NSPのロングボードの基準になるのが「LONGBOARD PROTECH2」です。8’0″で56.9L、8’6″で64.4L、9’0″で73.2Lという3サイズ展開で、乗り手の体格に合わせて選べます。
フィンはFTU(Futures互換)ボックスを左右に持ち、サイドフィンと8インチのセンターフィンが付属します。シングルでもトライでもセッティングを組めるため、その日の波でノーズ寄りにもターン寄りにも振れます。工法面ではSecureCell EPSコアに加えてテールにファイバー補強パッチが入っており、プロのカスタムボードに近いフレックスを再現した仕上がりです。
ノーズライドも楽しみたいが、ボトムターンやカットバックも決めたいというロングボーダーに合うモデルです。NSPのサーフボードの中で、ロングボード1本目としても長く使える完成度を持っています。
UNICORN HDT

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | UNICORN HDT |
| 工法 | HDT(ストリンガー入りEPSコア+エポキシレジン) |
| サイズ展開 | 9’1″(1サイズ) |
| 容積 | 65.0L |
| ボトム形状 | シングルコンケーブ→ラウンドV |
Shapers Unionから生まれたHDT工法のロングボードが、NSPの「UNICORN」です。Laguna BayとTully St. Johnのシェイプを受け継ぎ、クラシックロングの佇まいを量産で再現しています。
HDT工法によってストリンガー入りEPSコアとエポキシが組み合わされているため、9’1″という長さながら重さを感じにくく、しなりも素直に返ってきます。適正波は1〜6ftで、対象は中級〜上級。
ノーズライドを狙いつつターンの精度も落としたくないロングボーダーに向く1本です。ポイントブレイクでロングライドを重ねたいサーファーにとって、NSPのサーフボードの中では最も所有欲を満たす選択肢になります。
HYBRID ELEMENTS

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | HYBRID ELEMENTS |
| 工法 | ELEMENTS(SecureCell EPS+エポキシラミネート) |
| サイズ展開 | 6’2″〜6’6″(3サイズ) |
| 容積 | 40.5〜51.9L |
| ボトム形状 | シングルコンケーブ→ダブルコンケーブ |
ショートボードのテールに、フィッシュのワイドなノーズを合わせたのがNSPの「HYBRID」です。名前のとおり2種類のシェイプの良いところを継ぎ、ショートボードへの移行期を支える設計になっています。
Elements工法で成形されているため、「HYBRID」はデッキの凹みや小さなクラッシュにも強さを発揮します。適正波は1〜6ftで、公式の対象レベルは中級〜エキスパート。ただし容積の余裕があるぶん、ショートボードに乗り始めた段階でも扱える幅を持っています。
ロングボードやファンボードから短い板へ移りたいサーファー、ショートボードでのテイクオフを安定させたいサーファーに向く1本です。
DOUBLE VISION ELEMENTS

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | DOUBLE VISION ELEMENTS |
| 工法 | ELEMENTS(SecureCell EPS+エポキシラミネート) |
| サイズ展開 | 5’6″〜6’5″(4サイズ) |
| 容積 | 31.0〜46.9L |
| ボトム形状 | コンケーブ→Vボトム(キールツインフィン) |
クラシックなフィッシュを現代的に整理したレトロツインが、NSPの「DOUBLE VISION」です。NSPのショートボード群の中では最も遊びに振ったモデルで、スピードとルーズさを楽しむための1本になっています。
サイズは5’6″から6’5″まで4本用意され、体格や乗りたい波に応じて選べます。センターフィンがないぶんテールが抜けやすく、スラスターの粘りに慣れたサーファーほど最初は戸惑うはずの挙動です。裏を返せば、同じ波でもラインの引き方が変わる面白さがあります。
スピード重視のクルージングを楽しみたいサーファー、スラスターとは違う感覚のセカンドボードを探しているサーファーに向きます。NSPのサーフボードの中で、乗り味の変化を一番はっきり感じられるモデルです。
FUNBOARD ELEMENTS

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | FUNBOARD ELEMENTS |
| 工法 | ELEMENTS(SecureCell EPS+エポキシラミネート) |
| サイズ展開 | 6’8″〜7’6″(3サイズ) |
| 容積 | 42.1〜54.4L |
| ボトム形状 | – |
ロングボードとフィッシュの中間に位置するのが、NSPの「FUNBOARD ELEMENTS」です。難しいことを考えずに波数を稼ぐという一点に絞られており、週末サーファーの日常用として組み立てられています。
Elements工法の厚めのラミネートが、「FUNBOARD ELEMENTS」でも効果を発揮します。多少雑に扱ってもデッキが凹みにくいため、車に積みっぱなしにする人や、砂利の駐車場でウェットを着替える人でも気を使わずに済みます。
初心者から中級者の練習用として、また海に通う頻度が高く1本を酷使する人に向くモデルです。NSPのサーフボードの中では、最も出番の多い日常機になるタイプです。
LONGBOARD ELEMENTS

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | LONGBOARD ELEMENTS |
| 工法 | ELEMENTS(SecureCell EPS+エポキシラミネート) |
| サイズ展開 | 8’0″〜9’6″(4サイズ) |
| 容積 | 56.9〜82.0L |
| ボトム形状 | – |
NSPは、ロングボードをより手を伸ばしやすい工法で「LONGBOARD ELEMENTS」として展開しています。8’0″から9’6″まで4サイズが用意され、ロングボードの1本目として選ばれる場面が多くなっています。
軽さと耐久性のバランスも「LONGBOARD ELEMENTS」の持ち味です。EPSとエポキシの組み合わせで9’クラスでも持ち運びの負担が抑えられ、ラミネートの厚みがぶつけたときの凹みや割れを防ぎます。1人で車に積み降ろしする人ほど、その差は毎回効いてきます。
初めてロングボードを買うサーファー、レンタルやスクールで品質の揃ったボードを複数本用意したい事業者に向きます。NSPのサーフボードで長い板を始めるなら、まず候補に入る1本です。
P2 SOFT BASIC SURF WIDE

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | P2 SOFT BASIC SURF WIDE |
| 工法 | P2 SOFT(EPS+ファイバーグラスラミネート+EVAデッキ) |
| サイズ展開 | 7’4″〜9’2″(3サイズ) |
| 容積 | 80.9〜109.6L |
| ボトム形状 | HD SLICKボトム |
ワックス不要のソフトデッキと、ワイドなアウトラインを組み合わせたのがNSPの「P2 SOFT BASIC SURF WIDE」です。最初の1本での「立てない」という壁を、浮力と幅の両方で下げにいっています。
フィンは3本ともソフトなナイロン製で、力がかかると折れる前に曲がります。デッキが体に当たっても痛くないため、転ぶことを恐れずにテイクオフの練習を繰り返せるのが「P2 SOFT BASIC SURF WIDE」の役割です。
これからサーフィンを始める人、子どもと一緒に海に入りたい人、スクールやレンタルでボードを揃えたい事業者に合います。NSPのサーフボードの中で、最も敷居を下げた入り口にあたるモデルです。
P2 SOFT BASIC LONGBOARD

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | P2 SOFT BASIC LONGBOARD |
| 工法 | P2 SOFT(EPS+ファイバーグラスラミネート+EVAデッキ) |
| サイズ展開 | 7’0″〜9’2″(3サイズ) |
| 容積 | 62.0〜84.0L |
| ボトム形状 | HD SLICKボトム |
ソフトボードをロングボードのシルエットに寄せたのが、NSPの「P2 SOFT BASIC LONGBOARD」です。幅で浮力を稼ぐSURF WIDEに対し、長さで直進安定性を作るという考え方の違いがあります。
ハードボードのロングボードと比べると、車への積み降ろしや駐車場での取り扱いで神経を使わずに済みます。デッキが柔らかいため壁や他人にぶつけてしまう不安も小さく、混雑した海でも扱いやすい構成です。
完全な初心者、家族でシェアしたい人に合うほか、経験者が小波の日に波数を稼ぐ用途でも機能します。NSPの「P2 SOFT BASIC LONGBOARD」は、上達したあとも出番が残るソフトボードです。
まとめ|NSPサーフボードの選び方
この記事では、NSPのブランド背景とSecureCell EPSコア・Protech 2・Elements・HDT・P2 Softという各テクノロジーを解説し、2026年モデルとして日本国内で正規流通するサーフボードを全モデル比較しました。NSPのモデル名は「シェイプ名+工法名」で構成されており、選ぶ作業も2段階に分かれます。
シェイプが決まったら、次は工法です。仕上がりの質感とフレックスを重視するならPROTECH2、扱いの雑さに耐える丈夫さを求めるならELEMENTS、シェイパーの原型を忠実に味わいたいならHDTという分け方になります。
日本国内では正規代理店を通じて2026年モデルが流通しており、サイズやカラーは年式が変われば入れ替わります。気になるNSPのサーフボードがあれば、現行ラインナップのうちにショップで実物を確認してみてください。この記事が、自分に合う1本を見つける参考になれば嬉しいです。


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