- Chilliのサーフボードはモデルが多くて、どれを選べばいいかわからない
- ショートボードとツインフィン、ミッドレングスで何が違うのか知りたい
- 自分のレベルやホームの波に合うChilliのモデルはどれ?
「Chilli(チリ)」は1997年創業のサーフボード製造を主力とするオーストラリアのメーカーで、トッププロから一般サーファーまで支持される、世界王者の使用実績を持つサーフボードブランドです。チームライダーとの実戦テストを重ねて煮詰めるシェイプと、オリジナルのグラスクロスを使った丈夫な作りに定評があります。
この記事では、Chilliの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、現行のサーフボードを全モデル比較します。波のサイズやレベル別のおすすめモデルも紹介しますので、Chilliのサーフボードが気になっている人はぜひチェックしてください。
Chilliとはどんなサーフボードブランド?特徴と評判を紹介
Chilliとは、1997年にオーストラリア・シドニーのBrookvaleで生まれたサーフボードブランドで、アンディ・アイアンズが世界タイトルを獲得したシーズンに使用した実績があります。現在は小波用のショートボードからステップアップ(大波に備えて長さと浮力を増やしたボード)まで、幅広いモデルを展開中です。
ショートボードとロングボードの中間の長さにあたるミッドレングスも、Chilliの人気カテゴリーです。公式サイトは本国オーストラリアに加えてアメリカやヨーロッパ、日本、バリ、ブラジル、チリの地域ページを持ち、Chilliのサーフボードは世界各地のサーファーに選ばれています。
Chilliの歴史・創業背景
Chilliの創業者でシェイパーのJames(Jamie)Chealは、13歳のときにゴールドコーストのグリーンマウントで初めてのトップターンを決め、以来ほぼ毎日海に入り続けてきたサーファーです。10代後半にシドニーへ移り、サーフボード工場でサンディングや掃除をこなしながらボード作りの現場を学びました。
Chilliのボードは年を追うごとに需要が伸び、オーストラリアのトップサーファーが試合で勝つようになると、ワールドツアーの選手からもオーダーが届き始めます。2004年には、故アンディ・アイアンズが3度目の世界タイトルを獲得したシーズンにChilliのサーフボードを使用しました。
Chilliのブランドコンセプト
Chilliは「Chilli plays a game of details(Chilliは細部で勝負する)」を掲げるサーフボードブランドです。Colan Products製のカーボンウィーブやQRの識別コード、ボトムに入るシグネチャーラインまで、厳選した素材とパーツ以外はボードに使わない姿勢を打ち出しています。
トッププロ向けのハイパフォーマンスモデルに加えて、小波用やミッドレングスまで同じブランドで選べるため、Chilliはレベルの変化に合わせてサーフボードを乗り継ぎたいサーファーにも向いています。
Chilliの特徴・強み
Chilliの大きな強みは、新しいモデルをすぐに市販せず、チームライダーによる実戦テスト「Project Black」を経てから発売する開発姿勢です。公式サイトでも「心から誇れるもの以外はリリースしない」と明言しており、納得できるまで改良を重ねてからサーフボードを市場に出しています。
評判の面では、乗りやすさとパフォーマンスの両立が高く評価されています。ブランド名を伏せてプロが試乗する2021年の企画「Stab In The Dark」では、Jack RobinsonがChilliの「SHORTIE」を「考えずに飛び乗ってサーフィンできる、乗りやすいボード」と評しました。
Chilliの日本での取扱い
Chilliのサーフボードは、公式サイトに日本向けのページが用意されており、国内の取扱店(サーフショップ)を通じて購入できます。日本の正規代理店経由で入荷したストックボードを扱うショップのほか、お取り寄せやカスタムオーダーに対応するショップもあります。
在庫状況やカスタムオーダーの納期は取扱店ごとに異なるため、Chilliのサーフボードを検討する際は、購入前に近くの取扱店へ問い合わせておくと安心です。公式サイトには取扱店を探せるShop Locatorも用意されています。
Chilliの機能とテクノロジー
ここでは、Chilliのサーフボードに採用されている独自の開発プログラムと、素材や構造のテクノロジーを解説します。モデル選びとあわせて構造の違いを押さえておくことが、Chilliのサーフボードを好みの乗り味に近づける近道です。
Chilliのサーフボードを支える独自プログラムとテクノロジーは、以下の5つです。
- Project Black|チームライダーと磨き上げるR&Dプログラム
- Twin Tech|Twin Carbonが反発を生むEPS/エポキシ構造
- Carbon Black Spice|全モデルに適用できるフルカーボンラップ
- Innegra S Cloth|しなって折れにくいオリジナルクロス
- The Line|Colan製ダブルツイストウィーブの証
Project Black|チームライダーと磨き上げるR&Dプログラム
Chilliの「Project Black」は、新モデルの候補をチームライダーに渡し、あらゆるコンディションでテストしてもらう研究開発プログラムです。トップレベルのサーファーから得たフィードバックをもとに、Chilliはシェイプを修正してサーフボードの完成度を高めています。
素材の面でも、ChilliはInnegra S Clothやカーボンファイバー、密度の異なるフォームを試し、心から納得できたものだけを市販します。トップサーファーが実際の波で確かめた設計を一般のサーファーも手に入れられる点が、Project Black発のモデルを選ぶメリットです。
Twin Tech|Twin Carbonが反発を生むEPS/エポキシ構造
Chilliの「Twin Tech」は、ストリンガー(ボード中央を縦に通る補強材)のない36gのEPSコアに、独自設計の「Twin Carbon」テープを組み合わせたEPS/エポキシ構造です。従来のストリンガー入りサーフボードに近いしなりを再現しつつ、毎回のセッションで新品のような反発を味わえるよう設計されています。
Chilliでは現行ラインナップの全モデルをTwin Tech仕様でカスタムオーダーでき、PUより少し浮力が増すものの、寸法は普段どおりで選べば問題ありません。一方で熱と直射日光には弱いため、車内や日なたに放置せず、穴や亀裂ができたらエポキシ樹脂ですぐに修理することが大切です。
Carbon Black Spice|全モデルに適用できるフルカーボンラップ
Chilliの「Carbon Black Spice」は、軽量なEPSコアとEPSストリンガーを、ボトムからレールまで包むフルカーボンラップで仕上げた上位構造です。単独のモデルではなく、Chilliの既存モデルすべてに追加できるプレミアムなアップグレードとして用意されています。
ボトムとレールがブラック、デッキがホワイトという精悍な見た目もCarbon Black Spiceの特徴です。スピードと反発を重視しながら耐久性も欲しい中級者〜上級者にとって、Chilliのお気に入りモデルを一段引き上げる選択肢になります。国内でのオーダー可否は取扱店に確認すると確実です。
Innegra S Cloth|しなって折れにくいオリジナルクロス
Chilliの「Innegra S Cloth」は、4オンスのグラスファイバーとInnegra S繊維を織り合わせたChilli独自のクロスです。Innegraは白色で軽量な補強繊維で、ボードを硬くするカーボンファイバーと違い、自然なしなりを残せます。
身長6’1″(約185cm)、体重90kgでボードへの負担が大きいチームライダーのJay Daviesは、Innegra S Clothの採用によって破損が80%減りました。パワーのあるサーファーや、1本のボードを長く使いたいサーファーにとって、Chilliの丈夫さを支える心強い仕様です。
The Line|Colan製ダブルツイストウィーブの証
Chilliのサーフボードのボトムに走る黒いラインは「The Line」と呼ばれ、Colan Products Australiaと開発したChilli独自のダブルツイスト織りグラスクロスを使っている目印です。糸を二重に撚った織りによって、通常より強いグラス層を形成しています。
Colanとはカーボンウィーブも共同で設計しており、Chilliはテールのレールラインに対して横向きにカーボンを走らせています。テール本来のしなりを残しながらボードを保護する、細部まで素材を選び抜いた設計です。
Chilliの全モデルの種類を比較
ここでは、国内で入手できるChilliの現行サーフボードの種類と違いを解説します。比較表に続いて、プレミアムパフォーマンスからステップアップ、オールラウンド、小波用とツインフィン、ミッドレングスの順に各モデルの詳細を紹介します。
| モデル名 | 位置づけ | テール形状 | フィン仕様 | 対象レベル | 対応波サイズ |
|---|---|---|---|---|---|
| A2 | プレミアムパフォーマンス | スカッシュテール | トライ(3本) | 中級者 | 4-6ft |
| SHORTIE | プレミアムパフォーマンス | ラウンドピンテール | トライ(3本) | 中級者〜上級者 | 3-6ft |
| Faded 2.0 | プレミアムパフォーマンス | ラウンドピンテール | 5本(トライ/クアッド) | 中級者〜上級者 | 3-8ft |
| FAD3R | ステップアップ/ガン | ラウンドピンテール | 5本(トライ/クアッド) | 中級者〜上級者 | 3-10ft |
| Rare Bird EVO | オールラウンダー | サムテール | 5本 | 初級者〜上級者 | 1-8ft |
| Churro 2 | オールラウンダー | ラウンドスクエアテール | トライ(3本) | 中級者〜上級者 | 2-5ft |
| HKII | サマー | スワローテール | トライ(3本) | 初級者〜上級者 | 〜4ft |
| Piña Colada | サマー | ウィングスワローテール | ツイン+スタビライザー(3本) | 初級者〜上級者 | 〜4ft |
| Peppa Twin | ツインフィン | スワローテール | ツイン(2本) | 中級者〜上級者 | 2-6ft |
| Sugar | ツインフィン | フィッシュテール | ツイン(2本) | 初級者〜上級者 | 〜4ft |
| Full Strength | ミッドレングス | ラウンドピンテール | 5本 | 中級者〜上級者 | 3-10ft |
| Middy | オールラウンダー | ラウンドピンテール | 5本 | 初級者〜中級者 | 〜6ft |
| Mid Strength | ミッドレングス | ラウンドピンテール | 5本 | 初級者〜中級者 | 〜6ft |
A2

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | A2 |
| テール | スカッシュテール |
| レール | ミディアムレール |
| ボトム | シングルコンケーブ |
| フィン仕様 | トライ(3本) |
「A2」は、アンディ・アイアンズが2003〜2004年に愛用した「A2 Curve」の設計データを、Chilliが現代のアウトラインとコンケーブで復刻したプレミアムパフォーマンスモデルです。2003年作成のCADファイルを掘り起こし、Project Blackで1年ほど調整を重ねて市販されました。
フィンは3本のトライフィン仕様で、公式の対応波サイズは4〜6ft、対象レベルは中級者に設定されています。小波で気軽に流すより、パワーのある波でレールを入れて攻めたいサーファーに向けて、Chilliがプレミアムパフォーマンスとして送り出すおすすめのショートボードです。
SHORTIE

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | SHORTIE |
| テール | ラウンドピンテール |
| レール | ミディアムレール |
| ボトム | シングルコンケーブ |
| フィン仕様 | トライ(3本) |
「SHORTIE」は、「ユーザーフレンドリー」と「ハイパフォーマンス」の両立をテーマに、シェイパーのJames Chealが設計したChilliのパフォーマンスショートボードです。2021年にはチャンピオンシップツアー最終年のAdriano de Souzaとチームが乗り込み、実戦のなかで熟成させました。
公式は3〜6ftの良い波で乗るモデルと位置づけており、海外のサーフトリップや冬の波、地元の波が上がった日の1本として活躍します。ショートボードの操作性を保ちながら、考えすぎずに乗れるChilliのボードを探している中級者〜上級者におすすめです。
Faded 2.0

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Faded 2.0 |
| テール | ラウンドピンテール |
| レール | ロー/ミディアムレール |
| ボトム | シングル〜ダブル+Vee |
| フィン仕様 | 5本(トライ/クアッド) |
「Faded 2.0」は、チームライダーのJay Daviesと設計した、掘れた重い波のためのChilliのプレミアムパフォーマンスモデルです。「良い波用の1本」を目指しており、ステップアップのようにパドルでき、ショートボードのように乗れる性格を持っています。
対応波サイズは3〜8ftと幅広く、コスタリカから西オーストラリアまで各地の波でテストされました。海外遠征や地元のビッグデイに備えて、パワーのある波で安心して乗れるChilliのサーフボードを探す中級者〜上級者に、自信を持っておすすめできるモデルです。
FAD3R

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | FAD3R |
| テール | ラウンドピンテール |
| レール | ロー/ミディアムレール |
| ボトム | シングル〜微ダブル |
| フィン仕様 | 5本(トライ/クアッド) |
「FAD3R」は、旧モデル「Fader」の滑らかな滑走性と汎用性を受け継ぎつつ、パフォーマンスとパドル力を高めたChilliのステップアップモデルです。旅先に何本もボードを持っていけないときに、中サイズの波から海外のヘビーな波までを1本でカバーする役割を担います。
開発にはパイプラインのMoanaやチョープーのBalaram、オーストラリアのWQSを戦うKobiとSaxonが関わり、普段のショートボードでは波が大きすぎるときに手に取るChilliのボードとして磨かれてきました。公式の対応波サイズは3〜10ftです。
Chilliは「FAD3R」を普段のショートボードより長さとボリュームを少し上げて選ぶよう推奨しており、普段29Lに乗っているなら6’1″・30.5Lが目安になります。サイズアップした波に備えてステップアップを1本持っておきたい中級者〜上級者には、とくにおすすめです。
Rare Bird EVO

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Rare Bird EVO |
| テール | サムテール |
| レール | ミディアムレール |
| ボトム | シングル〜ダブル+Vee |
| フィン仕様 | 5本 |
「Rare Bird EVO」は、Chilliが「最高のオールラウンドボード」と呼ぶ「Rare Bird」をアップデートしたモデルです。小波でのカービングから頭を超えるバレルまで1本でこなす万能型のサーフボードで、公式では「BV2」と「SHORTIE」の中間に位置づけられています。
フィンは5本仕様で、Chilliは同じシェイプをEPSのTwin Tech構造で仕上げた「Rare Bird EVO TT」もラインナップしています。推奨サイズは旧「Rare Bird」と同じ長さか、普段のショートボードより2〜4インチ短めです。
公式の対象レベルは初級者〜上級者、対応波サイズは1〜8ftと、Chilliの現行ラインナップでも特に守備範囲が広く設定されています。1本のサーフボードで幅広いコンディションに対応したいサーファーには、最初に検討してほしいおすすめモデルです。
Churro 2

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Churro 2 |
| テール | ラウンドスクエアテール |
| レール | ミディアムレール |
| ボトム | シングル〜微ダブル |
| フィン仕様 | トライ(3本) |
「Churro 2」は、人気モデル「Churro」をアップデートした、Chilliの「デイリードライバー」です。2ftのジャンクな波から5ftの良い波まで、ビーチブレイクからロングポイントまでの日常のコンディションを1本でつなぐ小波パフォーマンスモデルとして設計されています。
ロッカーは適度なエントリーとフラット気味のセンター、適度なテールという寛容な組み合わせで、波のフェイスを横へ走るスピードを出しやすい設計です。ボトムはシングルからごくわずかなダブルコンケーブで、どんな波でもChilliらしい扱いやすさを保ちます。
Project Blackの開発過程では、立ちすぎず寝すぎない中間的なフィンテンプレートとの相性の良さも確認されました。日本のビーチブレイクで毎日のように使えるパフォーマンス寄りのサーフボードを探している中級者〜上級者に、Chilliの「Churro 2」をおすすめします。
HKII

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | HKII |
| テール | スワローテール |
| レール | ミディアムレール |
| ボトム | シングル〜ダブル+Vee |
| フィン仕様 | トライ(3本) |
「HKII」は、Chilliの人気モデル「Hot Knife」を受け継いでアップデートした、ステップダウン(普段より短く幅広に乗る小波向け)系のショートボードです。国内では「ホットナイフ2」とも呼ばれ、どんなコンディションでも扱いやすい寛容さと、スピードやコントロールを両立しています。
やや平らなエントリーロッカーは、フラットセクションで失速しにくいよう「Hot Knife」から引き継いだChilliの設計です。ノーズのシングルから足元のダブル、テールのVeeへと変化するボトムが、テイクオフの速さと寛容なレールの切り替えを両立させています。
公式の対応波サイズは4ftまでの小波で、対象レベルは初級者〜上級者と幅広く設定されています。小波でもショートボードらしい操作感を保ちながら楽に乗りたいサーファーには、Chilliの「HKII」がおすすめです。
Piña Colada

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Piña Colada |
| テール | ウィングスワローテール |
| レール | ミディアム/フルレール |
| ボトム | – |
| フィン仕様 | ツイン+スタビライザー(3本) |
「Piña Colada」は、夏のゆるい波やポイントブレイクに楽しさを取り戻すことをテーマに、Chilliが開発したSummerカテゴリのサーフボードです。テール周りはクラシックなツインフィン時代から着想を得ており、現代的なパフォーマンス性と組み合わせています。
フィンはツイン+スタビライザーが推奨で、フィンの組み合わせ次第でほぼすべてのコンディションに対応するとChilliは説明しています。サイズは希望ボリュームより3〜4L多めか、普段のショートボードより3〜5インチ短めが目安です。
公式の対応波サイズは4ftまでで、対象レベルは初級者〜上級者です。張りの弱い夏の小波を軽快に走り回りたいサーファーに、Chilliの「Piña Colada」をおすすめします。
Peppa Twin

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Peppa Twin |
| テール | スワローテール |
| レール | ミディアム/フルレール |
| ボトム | フラット+フィン周りVee |
| フィン仕様 | ツイン(2本) |
「Peppa Twin」は、Project Blackで18か月にわたってロッカーやアウトライン、ボトムを試行した末に生まれた、Chilliのトップ・オブ・ザ・ラインのパフォーマンスツインフィンです。2〜6ftの波をフロントサイドでもバックサイドでもカバーし、公式は中級者〜上級者向けとしています。
ボトムは前2/3が比較的フラットで、フィン周りのVeeによりレールの切り替えが容易です。ミディアム幅のスワローテールは強く踏み込んでもホールドし、Chilliは乗り手を選ばない扱いやすさとパフォーマンスを1本にまとめました。
レール際までフォームを残したフラットなデッキも特徴で、短いボードでも浮力を確保して波数を増やせます。ツインフィンならではのスピード感を、パフォーマンスを落とさずに楽しみたい中級者〜上級者におすすめのChilliのサーフボードです。
Sugar

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Sugar |
| テール | フィッシュテール |
| レール | ローレール |
| ボトム | – |
| フィン仕様 | ツイン(2本) |
「Sugar」は、レトロな見た目にモダンなアレンジを加えた、Chilliのツインフィンモデルです。ストレートなアウトラインで長く速いラインを描き、リップでのアクションもしっかりこなします。
フィン位置は、大きめのツインフィンやツインキール(面積の大きいキール型フィン)を想定した伝統的なツイン配置です。公式の対応波サイズは4ftまでで、Chilliの「Sugar」は小波でクラシックなツインの乗り味を楽しみたい初級者〜上級者におすすめできます。
Full Strength

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Full Strength |
| テール | ラウンドピンテール |
| レール | ロー/ミディアムレール |
| ボトム | – |
| フィン仕様 | 5本 |
「Full Strength」は、James Chealが息子とのインドネシア・メンタワイ諸島への旅をきっかけに開発した、Chilliの次世代ミッドレングスです。人気の「Mid Strength」の長所を残しつつ、よりプログレッシブなアウトラインに仕上げています。
ロッカーとボトムは「Mid Strength」を踏襲しているため、パドルのしやすさは変わりません。シェイパー本人はメンタワイで6’6″を3〜6ftの波で万能に使える1本と評価しており、Chilliの公式図では3〜10ftの波に対応しています。
「Mid Strength」の乗りやすさを気に入っていて、サイズのある良い波でもパフォーマンスを求める中級者〜上級者におすすめのミッドレングスです。サイズはChilliの「Mid Strength」と同じ長さか、2インチ短めが目安になります。
Middy

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Middy |
| テール | ラウンドピンテール |
| レール | ロー/ミディアムレール |
| ボトム | シングル〜ダブル(側フィン) |
| フィン仕様 | 5本 |
「Middy」は、「Mid Strength」のカスタムオーダーで要望の多かった5’10″〜6’4″の短いサイズを独立させた、Chilliのオールラウンダーです。胸の下に十分なボリュームがあるためパドル力が高く、コンパクトな長さで運動性をさらに高めています。
テールに立てば小さな半径でクイックに回り、体重を前に移せば波のフェイスを一気に走れます。ショートボードに近い長さで波数を増やしたい初級者〜中級者や、体力的に楽をしたいベテランサーファーにおすすめのChilliのサーフボードです。
Mid Strength

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Mid Strength |
| テール | ラウンドピンテール |
| レール | ロー/ミディアムレール |
| ボトム | シングル〜ダブル(側フィン) |
| フィン仕様 | 5本 |
「Mid Strength」は、2018/19年の夏に膝のケガで普段のショートボードに思うように乗れなかったJames Chealが、「楽にパドルして波をつかまえ、力まずに乗れるボード」として生み出したChilliのパフォーマンス・ミッドレングスです。
フィンは5本仕様で、ChilliのTwin Tech公式ページでも代表モデルとして紹介されています。Twin Tech仕様で楽に波をつかまえたい場合は、ボリュームを増やしてオーダーするのがChilliの推奨です。
波に立って横へ走れるサーファーなら誰でも検討の対象になり、とくに年齢や体力の変化、海に行く頻度の減少でボードに仕事をしてほしいサーファーに、Chilliの「Mid Strength」をおすすめします。
まとめ
この記事では、オーストラリア発のサーフボードブランドChilliの歴史や独自テクノロジーを解説し、国内で入手できる現行モデルを比較しました。ChilliはシェイパーとチームライダーがProject Blackで磨いたモデルだけを発売しており、波やレベルに合わせて選べるラインナップがそろっています。
小波の楽しさを重視するなら「HKII」「Piña Colada」「Peppa Twin」「Sugar」、楽に波数を増やしたいなら「Full Strength」「Middy」「Mid Strength」を中心に選ぶと、Chilliのモデル選びで迷いません。
ボリューム選びに迷ったら、Chilli公式サイトのVolume Calculatorで目安を調べてから国内の取扱店に相談すると安心です。構造も標準のPUに加えてTwin Techを選べるため、軽さや反発の好みに合わせてサーフボードを仕上げられます。
自分のレベルとホームポイントの波に合うモデルを1本決めたら、国内の取扱店でストック在庫やカスタムオーダーを相談してみるのがおすすめです。この記事が、Chilliのサーフボード選びの参考になれば嬉しいです。


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