【Surftech】サーフボード全モデル比較|2026年サーフィンにおすすめはどれ?

  • Surftechのサーフボードは種類が多くて、どのモデルを選べばいいかわからない
  • 構造(テクノロジー)が変わると、乗り味の何がどう変わるのか知りたい
  • 初心者でも扱いやすいSurftechのサーフボードはどれ?

「Surftech」は1989年創業のサーフボード製造を主力とするアメリカのブランドで、世界的シェイパーの名作デザインを正規に預かって量産する独自の立ち位置を築いてきたサーフィンブランドです。EPS(発泡ポリスチレン)コアをモールドで成形する先進コンポジット工法と、同サイズのPUボードを上回る軽さや耐久性に定評があります

サーフボードは自分のレベルや乗る波に合わないモデルを選んでしまうと、波の獲れやすさや上達ペースにも影響します。限られた海の時間を充実させるためにも、サーフボードは各モデルの性能や特徴の違いを理解して選ぶことが大切です

この記事では、Surftechの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、2026年の日本正規ラインナップのサーフボードを全モデル比較します。ボードタイプ別のおすすめモデルも紹介しますので、Surftechのサーフボードが気になっている人はぜひチェックしてください。

タップできる目次

Surftechとは世界的シェイパーの名作を最新構造で再現するサーフボードブランド

Surftech(サーフテック)は1989年にアメリカで創業したサーフボードブランドで、自社でシェイプするのではなく、世界的シェイパーのデザインをモールド成形と先進コンポジット構造で高精度に再現する「構造の会社」という立ち位置にあります。

ハンドシェイプの一点物では手が届きにくかった名作シェイプを、世界中のサーファーが同じ品質で手にできるようにした点が、Surftechというブランドの存在意義です。シェイパー(サーフボードを設計し削り出す職人)の図面をそのまま量産に落とし込む仕組みが、創業から一貫しています。

日本ではオンズカンパニーが輸入元となり、毎年の日本語カタログとともにSurftechのサーフボードが正規流通しています。日本語公式サイトは現行ラインナップを反映していないため、2026年のモデルや構造を確認するなら輸入元のカタログを見るのが確実です

Surftechのブランドコンセプト

Surftechが掲げるコンセプトは「ICONIC DESIGNS, METICULOUSLY REPLICATED AND PAIRED WITH CUTTING-EDGE TECHNOLOGY」、つまり名作デザインを精密に再現し、最先端テクノロジーと組み合わせるというものです。

創業の動機は、新しい製造技術と流通の仕組みでシェイパーとサーファーを結び直すことにありました。公式は1989年にTuflite構造を世に出したことがサーフ業界を変えたと位置づけており、35年を超えた現在も、シェイパーの技術を世界へ届けるプラットフォームであることを掲げています。

サーファー側から見れば、憧れのシェイパーのシェイプに、量産品としての手に入れやすさで乗れるということです。Gerry Lopez本人が「自分では同じ品質と規模でボードを作れない」と語るほど、Surftechの再現精度はシェイパーからも評価されています

Surftechの特徴・強み

Surftechのサーフボードの最大の強みは、軽くて壊れにくいという構造面の優位性です。EPSコアをモールドで成形し、エポキシ樹脂とグラス、モデルによってカーボンやウッドベニアを積層する工法により、同サイズのPUボードより軽く、高い耐衝撃性と破断強度を確保しています

モールド成形なので個体差が小さく、カタログの容量表記どおりの浮力が得られる点も実用的なメリットです。ハンドシェイプのボードにありがちな「同じ寸法なのに浮きが違う」という誤差が起きにくいため、体重と技量からリッター数を決めてサイズを絞り込めるのは、通販でボードを選ぶサーファーには大きな安心材料になります。

一方で、「硬い」「弾かれる」という声がPUボードに慣れたサーファーから出るのも事実です。Surftechはこの点に対して構造のバリエーションで応えており、どのモデルを選ぶかと同じくらい、どの構造を選ぶかが乗り味を左右します

Surftechが手を組む世界的シェイパー

Surftechはブランド設立当初から、サーフボード史に名を残すシェイパーとパートナーシップを結んできました。Gerry LopezやDonald Takayama、Timmy Patterson、Wayne Rich、AIPA(Ben Aipa)、Roger Hinds、Walden、Mickey Munozといった名義が並びます。

2026年の日本正規ラインナップを構成するのは、Timmy Patterson、Gerry Lopez、Donald Takayama、Wayne Rich、AIPA、Roger Hinds、Waldenの7名義です。同じミッドレングスでもシェイパーが違えば設計思想はまったく異なるため、Surftechのサーフボード選びは「どのシェイパーの解釈に乗るか」を決める作業でもあります

Donald Takayamaのように、20年以上にわたる協業を経て他界したあともSurftechがデザインを受け継いでいるシェイパーもいます。名作が廃番にならず現行で手に入るのは、ライセンス生産というSurftechの仕組みならではです

Surftechの日本での流通と評判

日本国内では、静岡県御前崎市のオンズカンパニーがSurftechの輸入元となり、毎年日本語カタログを発行して正規流通させています。全国のサーフショップと大手ECで新品の正規品が手に入り、SHORT BOARDSからLONG BOARDSまでカテゴリー別に取り扱われています。

評判として多いのは、やはり耐久性の高さです。モールド成形と積層構造による強度は、レンタルやスクールの現場で使われるほど信頼されており、車載やトラベルでの扱いに神経をすり減らさずに済みます

注意したいのは、Surftechは並行輸入品や中古も多く出回っている点です。正規品には輸入元経由の保証が付くため、長く使うつもりなら正規取扱店で購入する意味は小さくありません。

Surftechの機能とテクノロジー

Surftechのサーフボードを選ぶうえで、モデル名と同じくらい重要なのが構造(テクノロジー)です。同じシェイプでも構造が変われば、重さもしなりも乗り味も耐久性も変わります。2026年の日本正規ラインナップで採用されている6つの構造を、素材構成と狙いをセットで解説します。

Surftechのサーフボードに採用されている主な構造(テクノロジー)は以下の6つです。

  • Tuflite Professional|35年の集大成となるモールド構造の最上位
  • Tuflite|ウッドベニアのサンドイッチ構造が生む粘りと耐久性
  • Fusion-HD|ウッドストリンガー入りEPSの扱いやすい万能構造
  • Fusion Pro|カーボンストリンガーで反応を高めたパフォーマンス仕様
  • Natural Fiber Technology (NFT)|フラックスファイバーが生む自然な乗り味
  • Fusion True Ride|PUコアで再現するクラシックなフィーリング

Tuflite Professional|35年の集大成となるモールド構造の最上位

Tuflite Professionalは、Surftechが35年にわたるテストとモールド構造の改良を重ねて到達した最上位の構造です。2024年に発表された比較的新しい世代で、プロレベルの品質をすべてのサーファーに届けるという狙いで設計されています

超軽量のフューズドコアをモールド成形して形状を完全に再現したうえで、デッキとボトムの高密度層をボード外周のリセスに落とし込み、UDカーボンレール、Eグラス、バイアックスグラスを積層します。リセスとレールを包み込むように巻き上げる「オメガグラッシング」が、重量を増やさずに破断強度と耐衝撃性を引き上げる要です

軽いコアで浮いた重量分を保護層に回しているため、扱いやすさと丈夫さがぶつかりません。踏み込みへの反応が軽く、それでいてリーフや岩場でも神経質にならずに済むため、日常的に海に入り、ボードを消耗品にしたくないサーファーにおすすめの構造です。

Tuflite|ウッドベニアのサンドイッチ構造が生む粘りと耐久性

TufliteはSurftechの名を世に知らしめた看板構造で、1989年の登場以来、サーフボードの量産に先進コンポジットを持ち込んだ工法として知られています。クローズドセルEPSコアを軸に、多層の補強を重ねる構成です。

具体的には、バイオベースのGreenPoxy樹脂、2層のグラス、マイクロサンドイッチのウッドベニア、コンポジットTストリンガー、モデルによってカーボンストリンガーとカーボンテールパッチ、そして補強レールが積み上げられます。ウッドベニアがナチュラルなしなりと破断強度を同時に生むところが、Tufliteという構造の中核です

反発が急に立ち上がらず、板が粘ってから走り出す感覚があるため、大きなボードとの相性が良い構造でもあります。ロングボードや高浮力のミッドレングスで、タフさと素直な走りを両立させたいサーファーにおすすめできます。

Fusion-HD|ウッドストリンガー入りEPSの扱いやすい万能構造

Fusion-HDは、フューズドセルEPSコアにクリアHDエポキシ樹脂を組み合わせた、Surftechの中でも扱いやすさに寄せた構造です。ラインナップの中心を担い、フィッシュからミッドレングスまで幅広く採用されています。

45度と-45度に繊維を通したフルバイアックスデッキパッチが踏み込みの力を分散させ、高品質Eグラスが強度重量比を確保します。中心に入るウッドストリンガー、モデルによってはUDカーボンストリンガーが、しなりと反発、破断強度を足す役割です。マシンシェイプ後にハンドラミネートとハンドフィニッシュで仕上げられる点も特徴です。

ウッドストリンガーのしなりは立ち上がりが穏やかで、EPSにありがちな弾かれる感覚が出にくくなります。毎回持ち出す1本として、軽さと素直さのバランスを重視するサーファーにおすすめの構造です。

Fusion Pro|カーボンストリンガーで反応を高めたパフォーマンス仕様

Fusion Proは、SurftechのEPS/エポキシ構造をプロレベルの性能と耐久性に振り上げた仕様です。フューズドセルのストリンガーレスEPSコアを土台に、Eグラス、バイアックスグラス、エンジニアードカーボンテープを重ねます。

Fusion-HDとの決定的な違いは、中心にカーボンストリンガーを通していることです。カーボンは同じ重量でより高い剛性と反発を出すため、踏み込みに対する初動が速く、ターンからの立ち上がりが鋭くなります。仕上げはすべてハンドフィニッシュです。

反応が速いぶん、踏み込んだ力がそのまま加速に変わる硬質な乗り味になります。ハイパフォーマンスなショートボードやツインフィンで、軽快さと反発を最優先する中級者以上のサーファーにおすすめの構造です。

Natural Fiber Technology (NFT)|フラックスファイバーが生む自然な乗り味

Natural Fiber Technology(NFT)は、補強繊維の体積の半分を天然由来のフラックス(亜麻)ファイバーに置き換えた構造です。EPSコアにクリアHDエポキシ樹脂、天然繊維の補強、Eグラスを重ね、真空バッグで加圧して積層します。

真空引きで余分な樹脂を絞り出し、繊維の接着を最大化しているため、強度重量比が高いのも特徴です。フラックスファイバーは振動を吸収するダンピング特性を持つので、EPSとエポキシにありがちな弾かれる硬さが抑えられ、PUボードに近い自然な返りになります。再生可能な素材である点も、Surftechがサステナビリティの文脈で押し出しているポイントです。

グラスファイバーの白ではなく、亜麻の色がそのまま出る見た目もNFTならではです。乗り味の自然さを優先するサーファー、ロングボードやグライダーで大きなボードの硬さが気になっていた人におすすめします。

Fusion True Ride|PUコアで再現するクラシックなフィーリング

Fusion True Rideは、SurftechがあえてEPSを使わず、高密度PU(ポリウレタン)コアとPE(ポリエステル)樹脂で組み上げる構造です。従来工法のサーフボードに近い素材構成を選んでいる点が、ほかの5つと大きく異なります

6ozグラスに4ozパッチを重ね、ウッドプライストリンガーを通し、FCS IIまたはFuturesのフィンボックスを備えた構成です。カットラップラミネートとレジンティントで強度と見た目を作り、モデルによってはグロス&ポリッシュ仕上げが施されます。

PUコア特有の沈み込みと粘りがあるため、水面に浮きすぎず、レールが入っていく感覚が残ります。EPSの浮力の強さや硬さが好きになれないサーファー、クラシックな乗り味のままモールド成形の精度を得たい人におすすめの構造です。

Surftechサーフボードの全種類の違いを比較

Surftechのサーフボードは、2026年の日本正規ラインナップをボードタイプ別に6つのグループへ整理すると違いが見えてきます。比較の軸になるのは、ボードタイプ、シェイパー、構造、フィンシステムの4つです。

各グループの見出し直下にそのグループだけの比較表を置き、続けて所属モデルの詳細を解説します。並び順は、各グループ内でハイパフォーマンス寄りから扱いやすさ重視の順です。

Surftechの全サーフボードを以下のボードタイプ別に6グループへ整理して比較します。

  • ショートボード|Timmy Pattersonのハイパフォーマンスモデル
  • フィッシュ・ツインフィン|小波を速く走らせる4モデル
  • ミッドレングス・ファンボード|波数を稼げる7モデル
  • ロングボード(ノーズライダー系)|クラシックな走りとノーズライドの6モデル
  • ロングボード(パフォーマンス系)|攻めるための3モデル
  • グライダー|圧倒的な滑走距離を狙う2モデル

ショートボード|Timmy Pattersonのハイパフォーマンスモデル

Timmy PattersonがFusion Pro構造で手掛ける、Surftechの日本正規ラインナップで最もハイパフォーマンス寄りのグループです。いずれも5’6″〜6’4″の細かい刻みで展開されるため、体重と技量に合わせて容量を詰められます。比較表のあとに各モデルの詳細を紹介します。

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モデル名 シェイパー 構造 フィンシステム 特徴
ALLEY RAT Timmy Patterson Fusion Pro Futures スピードと機敏性を両立したHP系
GAS PEDAL Timmy Patterson Fusion Pro Futures 腰高から頭上まで対応する高速機
SYNTHETIC 84 Timmy Patterson Fusion Pro Futures 波を掴みやすい万能ショート

ALLEY RAT

ALLEY RATの製品画像

項目 内容
モデル名 ALLEY RAT
シェイパー Timmy Patterson
構造 Fusion Pro
フィンシステム Futures
対象レベル 中上級者

「ALLEY RAT」は、WSLツアーから世界各地のリーフブレイクまで最高峰の現場で使われるボードを削ってきたTimmy Pattersonの設計思想を、そのまま形にしたSurftechのショートボードです。ラインナップの中でも最も先鋭的な位置にあります

引き込んだノーズと絞り込んだテールがコントロール性を高め、フォームの配分を整理したことでターンからターンへの移行が途切れません。胸の下に設けたセミヒドゥンのフラットスポットがパドルの推進力を底上げし、ミディアムコンティニュアスなテールロッカー(ボードの反り)がダウンザラインのスピードを生みます

ボトムはフロントフットの下のシングルコンケーブからフィン周りでダブルへ移り、テールで平らに抜ける構成です。掘れた波でトップからボトムまで攻め切りたい中上級者、普段からハイパフォーマンスショートに乗っていて硬めのEPS構造も乗りこなせるサーファーにおすすめします。

GAS PEDAL

GAS PEDALの製品画像

項目 内容
モデル名 GAS PEDAL
シェイパー Timmy Patterson
構造 Fusion Pro
フィンシステム Futures
対象レベル 中級者以上

「GAS PEDAL」は、名前のとおりアクセルを踏み込むためのSurftechのショートボードで、ダルいセクションを走り抜けるスピードを最優先に設計されています。腰以下の力のない波からオーバーヘッドまで、コンディションを選ばず使える汎用性が持ち味です

ミディアムローのノーズロッカーとミディアムハイのテールキックを組み合わせ、ボトム全長にディープなシングルコンケーブ(裏面中央のえぐり)を通すことで加速を作っています。レールはミディアムプロファイルに整えられており、小波でも良い波でも同じ感覚でボードを傾けられます

日本のホームブレイクで多い切れの悪い波でも、スピードを落としたくないサーファーに向く1本です。Fusion Pro構造のおかげでカスタムボードのような軽快さと量産構造の強度が両立しているため、1本でオールコンディションを賄いたい中級者以上におすすめできます。

SYNTHETIC 84

SYNTHETIC 84の製品画像

項目 内容
モデル名 SYNTHETIC 84
シェイパー Timmy Patterson
構造 Fusion Pro
フィンシステム Futures
対象レベル 中級者

「SYNTHETIC 84」は、Timmy Pattersonが1980年代に立ち上げた最初のレーベル「Synthetic Surfboards」へのオマージュで、当時のボードの美点を現代のシェイプに落とし込んだSurftechのショートボードです。

ローロッカーに、フラットからスライトシングル、スライトダブルを経てテールでVeeへ抜けるボトムを組み合わせています。デッキはフラット、レールはダウンレール、ノーズはビークノーズという構成で、ボリュームを確保しながらクリティカルなセクションでもレールを入れられる設計です

公式は普段のショートボードより2インチ短いサイズを推奨しており、浮力を味方につけたまま波数を増やせます。ハイパフォーマンスショートに乗りたいものの「ALLEY RAT」ほど攻めた形状は不安という中級者、体重があってショートボードの浮力に悩んでいるサーファーにおすすめのモデルです。

フィッシュ・ツインフィン|小波を速く走らせる4モデル

サイズのない波でもボードを走らせることに主眼を置いた、フィッシュ系とツインフィン系のグループです。日本のホームブレイクで出番が多いカテゴリーで、レトロな乗り味を重視したモデルからモダンなパフォーマンス志向まで性格が分かれます。比較表に続けて各モデルを解説します。

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モデル名 シェイパー 構造 フィンシステム 特徴
S-TWIN Timmy Patterson Fusion Pro Futures 小波で活きる俊敏なツインフィン
DEVIL FISH Timmy Patterson Fusion-HD Futures レールを効かせる高速フィッシュ
SOMETHING FISHY Gerry Lopez Fusion-HD/Fusion True Ride Futures 構造を選べる高速フィッシュ
HUMU FISH Donald Takayama Tuflite Professional FCS II 最速クラスの万能フィッシュ

S-TWIN

S-TWINの製品画像

項目 内容
モデル名 S-TWIN
シェイパー Timmy Patterson
構造 Fusion Pro
フィンシステム Futures
対象レベル 中級者以上

「S-TWIN」は、名作シャーマン系ラウンドノーズフィッシュのアウトラインを起点に、Timmy Pattersonが世界中のサーファーとの共同作業で磨き続けてきたSurftechのモダンツインです。ノースショアからブラジルのビーチブレイク、カリフォルニアまで、場所を選ばずに機能します

設計の核はシングルウイングのスワローテール(燕の尾のように二股に割れたテール形状)で、テールブロックをより引き込めるため、ツインフィン特有の走りを保ったままターンの支点が作れます。フロントに通したシングルコンケーブがテールでVeeへ抜け、力のない波でも失速しません

ローロッカーで小さく緩い波に強く、ツインに小さなセンタートレーラーを足すセッティングを前提に設計されています。ツインフィンのスピードとルースさを味わいたいものの、抜けてしまう感覚は避けたい中級者以上、スラスターからツインへの1本目を探しているサーファーにおすすめです。

DEVIL FISH

DEVIL FISHの製品画像

項目 内容
モデル名 DEVIL FISH
シェイパー Timmy Patterson
構造 Fusion-HD
フィンシステム Futures
対象レベル 中級者

「DEVIL FISH」は、レトロフィッシュのコンセプトを出発点に、スピードと機動性を現代的に引き上げたTimmy Pattersonのフィッシュで、Surftechは扱いやすいFusion-HD構造で仕上げています。夏場の力のない波を楽しむための1本という位置づけです。

テールに向かってレールを薄く削り込んであるため、レールターンで噛みつくようなホールド感が出ます。ボトムはフラットからVeeコンケーブへ移行するプログレッシブな形状で、セミダウンレールがボードを自然に傾けてくれるので、ラインを保つために力む必要がありません

小波でもレールを使ったサーフィンをしたい中級者、レトロフィッシュの緩さが物足りなかったサーファーにおすすめのモデルです。Fusion-HD構造のウッドストリンガーが素直なしなりを生み、スピードに乗ったままの切り返しを支えます。

SOMETHING FISHY

SOMETHING FISHYの製品画像

項目 内容
モデル名 SOMETHING FISHY
シェイパー Gerry Lopez
構造 Fusion-HD/Fusion True Ride
フィンシステム Futures
対象レベル

「SOMETHING FISHY」は、1970年代初頭にSteve Lisが生んだフィッシュの原型に、Gerry Lopezがレールとボトム、ロッカーの解釈を加えたSurftechのフィッシュです。日本正規ではFusion-HDとFusion True Rideの2構造が用意されています。

Lisフィッシュ譲りの速さはそのままに、Gerry Lopezのアップデートによって操作性が上がり、ボードを扱いやすくなっています。軽快でレスポンスの良いFusion-HDはダウンザラインで攻めるサーフィン向き、PUコアのFusion True Rideはクラシックな沈み込みと粘りを求めるサーファー向きです。

同じシェイプで乗り味だけを選べるモデルは多くありません。レトロフィッシュ好きのサーファー、構造を指名して選びたい人におすすめで、日常的に攻めるならFusion-HD、トリムを楽しむならFusion True Rideという分け方が目安になります。

HUMU FISH

HUMU FISHの製品画像

項目 内容
モデル名 HUMU FISH
シェイパー Donald Takayama
構造 Tuflite Professional
フィンシステム FCS II
対象レベル 中上級者

「HUMU FISH」は、Donald Takayamaのフィッシュデザインを再構築したクラシック由来のモデルで、Surftechが自社最上位のTuflite Professional構造で仕上げています。過去のデザインをそのまま復刻したのではなく、速さとターンの鋭さを現代的に引き上げた再解釈です

フィンの角度を強めに取り、テールを薄くブレード状に削ることで、従来のフィッシュでは考えにくかった速さと切れが出ています。小さくマッシーな波から大きくバレルする波まで、クイックなバーティカルスナップやカットバックが決まります。

フィンシステムはFCS IIなので、フィン交換で性格を調整できるのも使いやすいところです。Donald Takayamaのシェイプに乗ってみたいサーファー、フィッシュでありながら反応の速さとTuflite Professionalの耐久性を求める中上級者におすすめします。

ミッドレングス・ファンボード|波数を稼げる7モデル

6’0″〜8’4″という、日本のコンディションで最も出番が多いレンジのグループです。Surftechの中でも選択肢が多く、パフォーマンス志向のモデルから浮力重視のモデルまで性格の幅が広くなっています。比較表のあとに、それぞれの違いを詳しく解説します。

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モデル名 シェイパー 構造 フィンシステム 特徴
MODERN SWALLOW AIPA NFT Futures 小波もこなす攻めのスワローテール
LITTLE DARLIN Gerry Lopez Fusion-HD Futures 軽快な操作性でパワーウェーブにも対応
BLUE FIN Timmy Patterson Fusion-HD Futures 波を掴みやすい汎用ミッドレングス
SCORPION 2 Donald Takayama Tuflite Professional センター+FCS II 小波からオーバーヘッドまで対応
BIG BOY STING AIPA Fusion-HD センター+Futures 大柄なサーファー向けの力強い一本
TAMAGO Roger Hinds Fusion-HD Futures 波を選ばないワンボードクイバー
MINI MEGA MAGIC Walden Tuflite FCS II 大柄でも扱えるスポーティ機

MODERN SWALLOW

MODERN SWALLOWの製品画像

項目 内容
モデル名 MODERN SWALLOW
シェイパー AIPA
構造 NFT
フィンシステム Futures
対象レベル 中級者

「MODERN SWALLOW」は、AIPAのレガシーを受け継ぎつつスピードとスタイル、汎用性を組み合わせたSurftechのミッドレングス(6〜8フィート台の中間の長さのボード)です。波を掴みやすく、流れるようなつながりを狙って設計されています

シグネチャーのスワローテールは、シャープなターンでのドライブとホールドを高めながら、トップでの抜けも作る形状です。フラット寄りのロッカーとフルなアウトラインがパドルを軽くし、加速も速いため、小さなビーチブレイクでも胸サイズの壁でも同じように走らせられます

NFT構造のフラックスファイバーが振動を吸収し、EPSにありがちな硬さを抑えたマイルドな乗り味に仕上げています。標準的なショートボードに代わる選択肢を探している中級者、ミッドレングスでもレールを使って攻めたいサーファーにおすすめです。

LITTLE DARLIN

LITTLE DARLINの製品画像

項目 内容
モデル名 LITTLE DARLIN
シェイパー Gerry Lopez
構造 Fusion-HD
フィンシステム Futures
対象レベル 中上級者

「LITTLE DARLIN」は、Gerry Lopezの定番「Cheater Model」から進化したSurftechのミッドレングスで、幅を絞り込むことでパフォーマンスを引き上げたモデルです。ずるをしているように感じるほど乗りやすい、と評されてきました

ナローな幅はパドル力を落とさずにスナップとレスポンスを生み、シングルからダブルコンケーブへつながるボトムが、サイズが上がったときのスピードとホールドを確保します。遅れたテイクオフ(波に乗り出す動作)や掘れたドロップ、速いホロウなセクションにも対応できるボードです

Fusion-HD構造のウッドストリンガーがレスポンスを足し、軽さと粘りのバランスを取っています。ミッドレングスに楽さだけでなくパワフルな波での信頼性も求める中上級者、波数と攻めの両方を1本で取りたいサーファーにおすすめします。

BLUE FIN

BLUE FINの製品画像

項目 内容
モデル名 BLUE FIN
シェイパー Timmy Patterson
構造 Fusion-HD
フィンシステム Futures
対象レベル 中級者

「BLUE FIN」は、6’6″〜7’10″というショートなミッドレングスレンジに特化して設計された、Timmy PattersonとSurftechの汎用モデルです。通常のショートボードより少し長く、浮力のある選択肢を探しているサーファーに向けて作られています。

デッキにはフルレールで十分なフォームがあり、最初のパドルアウトから波の獲れやすさが変わるのが「BLUE FIN」の持ち味です。ノーズはわずかに絞りつつも掘れたセクションを処理できる幅を残し、ミディアム幅のテールとテールロッカーのフリップがドライブのある力強いターンを可能にします。

ボトムに通したシングルからダブルのコンケーブがスピードを生むため、小さい日はクルーズ、サイズのある日はレールtoレールという使い分けができます。ショートボードから乗り換えて波数を増やしたい中級者におすすめのミッドレングスです。

SCORPION 2

SCORPION 2の製品画像

項目 内容
モデル名 SCORPION 2
シェイパー Donald Takayama
構造 Tuflite Professional
フィンシステム センター+FCS II
対象レベル 中級者以上

「SCORPION 2」は、Donald Takayamaの人気モデル「Scorpion」を、テールを広く、ノーズを狭く、全体を丸めた方向に再設計したSurftechのミッドレングスです。5’10″〜7’4″と、このグループで最も短い側までカバーします

形状変更によって同じ浮力でもボード長を短くでき、複数のフィンセッティングにも対応します。パドルが速くテールコントロールも容易なので、カリフォルニアスタイルの小波からオーバーヘッドのアイランドバレルまで守備範囲が広いボードです

Tuflite Professional構造による高い耐久性は、毎日のように海に入るサーファーほど効いてきます。短めのミッドレングスで機動力を確保したいサーファー、フィンセッティングを変えて1本を使い分けたい中級者以上におすすめです。

BIG BOY STING

BIG BOY STINGの製品画像

項目 内容
モデル名 BIG BOY STING
シェイパー AIPA
構造 Fusion-HD
フィンシステム センター+Futures
対象レベル 中上級者

「BIG BOY STING」は、95kg超のサーファーのために設計されたAIPAの代表作で、Surftechのミッドレングスの中でも独自の位置にあるモデルです。Ben Aipaがオアフ島サウスショアで実証し、2000年代を通じて数百本規模のテストを重ねて磨かれました。

必要な場所にだけ厚みを持たせたフォイルとテーパードレール、引き込んだノーズとテールの組み合わせで、ポケットでのタイトで速いターンが決まります。スワローテールは、パワーセクションでテールを踏み込んだときのコントロールを高め、ボトムターンでのドラッグを減らす役割です。

フィンは7’0″以上が4+1、6’8″以下が5フィンセットアップで、フラットなセクションを走るクアッドと、パワーのある波で押さえの効く2+1を状況で使い分けられます。体重があって浮力とパフォーマンスを両立させたいサーファー、ふくらんだだけの板ではないパワーサーフィン用の1本を探している中上級者におすすめします。

TAMAGO

TAMAGOの製品画像

項目 内容
モデル名 TAMAGO
シェイパー Roger Hinds
構造 Fusion-HD
フィンシステム Futures
対象レベル 初中級者

「TAMAGO」は、その名のとおり卵形のアウトラインを持つRoger HindsとSurftechのミッドレングスで、カジュアルなクルージングからパフォーマンスサーフィンまで、乗り手とコンディション次第で表情が変わるワンボードクイバーです

フルなアウトラインが波を早い段階で捉え、ラウンデッドピンテールが必要なときにホールド力を出します。アウトライン、ロッカー、ボトム、フォイルのバランスが取れているため、ビーチブレイクでもポイントブレイクでも同じように機能する設計です

フィン次第で性格が大きく変わるモデルなので、フィン選びが仕上げになります。とにかく波数を増やして楽しみたいサーファー、1本でどんなコンディションにも対応できるボードを探している初中級者におすすめです。

MINI MEGA MAGIC

MINI MEGA MAGICの製品画像

項目 内容
モデル名 MINI MEGA MAGIC
シェイパー Walden
構造 Tuflite
フィンシステム FCS II
対象レベル 初中級者

「MINI MEGA MAGIC」は、Waldenの人気ロングボード「Mega Magic」を短くしたスポーティ版で、Surftechが体重のあるサーファー向けの大きめのショートボードとして展開しているモデルです。短めのロングボードである「MEGA MAGIC」とは狙いが明確に違います。

6’10″で67L、7’6″で82.2Lと、レングスに対して極めて大きな容量を確保しているのが最大の特徴です。Tuflite構造のウッドベニアサンドイッチが、この浮力に見合った強度とナチュラルなしなりを与えます。

フィンシステムはFCS IIで、セッティングを変えれば走らせ方も調整できます。体重があってショートボードでは浮力が足りないサーファー、ロングボードは大きすぎるけれど浮力は欲しいという初中級者におすすめのモデルです

ロングボード(ノーズライダー系)|クラシックな走りとノーズライドの6モデル

トリム(波の斜面を滑走する動作)とノーズライド(ボードの先端に立つ技)を主眼に置いたSurftechのロングボードのグループです。Donald TakayamaやWayne Rich、Roger Hinds、Gerry Lopez、Waldenと、名だたるシェイパーのノーズライダーが揃います。比較表に続けて、それぞれの性格を解説します。

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モデル名 シェイパー 構造 フィンシステム 特徴
IN THE PINK Donald Takayama Tuflite Professional センター+FCS II ハイパフォーマンスな万能ノーズライダー
DT-2 Donald Takayama Tuflite Professional センター+FCS II ターン/トリム/ノーズライドの万能機
WILDCARD 3 Wayne Rich NFT シングル ノーズライドと旋回を両立
LONG HAUL Gerry Lopez Fusion True Ride シングル 広いノーズで安定したノーズライド
RENAISSANCE Roger Hinds Tuflite シングル クラシックと現代設計を融合した高速滑走
MEGA MAGIC Walden Tuflite センター+FCS II 実寸より大きく浮く高浮力設計

IN THE PINK

IN THE PINKの製品画像

項目 内容
モデル名 IN THE PINK
シェイパー Donald Takayama
構造 Tuflite Professional
フィンシステム センター+FCS II
対象レベル 初中級者

「IN THE PINK」は、Donald Takayamaのレンジで最も愛され、最も求められてきたモデルで、Surftechが「究極のハイパフォーマンス・ノーズライダー」と位置づけるロングボードです

30cm程度の小波からオーバーヘッドのバレルまで守備範囲が広く、ロングボードを1本だけ持つならこれ、と言われる汎用性があります。ノーズに慣れたいサーファーにも、すでにノーズを踏めているサーファーにも応える設計で、構造は軽さと破断強度を両立させたTuflite Professionalです。

日本正規は8’6″〜9’6″の4サイズ展開で、体重に対して余裕のあるボリュームを選べばノーズへの歩きも安定します。ロングボードを1本に絞りたいサーファー、これからノーズライドを本格的に練習したい初中級者におすすめです。

DT-2

DT-2の製品画像

項目 内容
モデル名 DT-2
シェイパー Donald Takayama
構造 Tuflite Professional
フィンシステム センター+FCS II
対象レベル

「DT-2」は、Donald Takayamaのオールラウンダーと位置づけられるSurftechのロングボードで、「DT-1」よりもノーズライドに比重を置いて設計されたモデルです。

ターンもトリムもノーズライドもこなし、くるぶし程度の小波からオーバーヘッドまで対応します。9’2″〜10’0″の3サイズで、10’0″は88.5Lと十分なボリュームがあるため、体格のあるサーファーでも安定してテイクオフできます。

構造はTuflite Professional、フィンはセンター+FCS IIのセッティングです。ワンボードクイバーとして信頼できるロングボードを探しているサーファー、コンディションを選ばず1本で通したい人におすすめします

WILDCARD 3

WILDCARD 3の製品画像

項目 内容
モデル名 WILDCARD 3
シェイパー Wayne Rich
構造 NFT
フィンシステム シングル
対象レベル 中上級者

「WILDCARD 3」は、Wayne RichがMalibu Surfing Association/Club Classicで3連覇を達成したときのシェイプを、現代版に更新したSurftechのロングボードです。競技実績に裏打ちされたノーズライダーになります

ワイドノーズとワイドなクレセントテール(三日月形にえぐったテール)というテンプレートを受け継いでおり、Joel Tudorが手描きで起こしたというクレセントテールがテールから水を抜いてテールを沈め、ノーズに揚力を生みます。ノーズコンケーブの微調整でノーズライド時のコントロールもさらに高まりました

ボードは前がノーズライド用、中央がトリム用、テール寄りがターン用という3つの面で構成され、ロールドボトムが後ろ3分の1で落ち着くことで安定性と操作性を両立します。ノーズライドを最優先しつつターンも妥協したくない中上級者におすすめの1本です。

LONG HAUL

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項目 内容
モデル名 LONG HAUL
シェイパー Gerry Lopez
構造 Fusion True Ride
フィンシステム シングル
対象レベル

「LONG HAUL」は、Gerry LopezがSurftechと手掛けるノーズライド特化のロングボードで、ハングテンやチーターファイブを決めやすくすることを狙って設計されています

ワイドでフルなノーズテンプレートがプレーニング面積と足を置くスペースを確保し、ノーズに立ったときの不安を減らします。スクエアテールはリリースポイントとして働くため、ピボットの効いたクイックなターンも成立しますが、実際に長く過ごすのはノーズ側です。

日本正規はPUコアのFusion True Ride構造で、EPS特有の浮きの強さや硬さを嫌うロングボーダーに向いた乗り味になっています。ノーズライドの練習に本腰を入れたいサーファー、クラシックな感触のロングボードを探している人におすすめします。

RENAISSANCE

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項目 内容
モデル名 RENAISSANCE
シェイパー Roger Hinds
構造 Tuflite
フィンシステム シングル
対象レベル

「RENAISSANCE」は、再生を意味する名のとおり、Roger Hindsが自身の初期から現在までのデザインの美点を集約し、1960年代のロングボード黄金期のプランシェイプを現代解釈で復活させたSurftechのロングボードです。

60年代のアウトラインに、現代的なロッカーとレール、フォイルを組み合わせています。プルダウンレールがレールtoレールの移行を滑らかにし、洗練されたファインフォイルがスピードとグライドを高めるため、クリーンで速いサーフィンができます

Tuflite構造で9’4″と10’0″の2サイズ展開、フィンはシングルです。クラシックなロングボードの佇まいと現代の走りを両立させたいサーファー、1本で完結するロングボードクイバーを求める人におすすめします。

MEGA MAGIC

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項目 内容
モデル名 MEGA MAGIC
シェイパー Walden
構造 Tuflite
フィンシステム センター+FCS II
対象レベル 初心者〜中級者

「MEGA MAGIC」は、Waldenの高浮力ロングボードで、実寸より30〜45cm長いボードのように浮くことを狙ってSurftechが展開しているモデルです。普段10フィートクラスに乗る体格のサーファーが、浮力と安定性を犠牲にせず9’0″に乗れるという設計意図があります

8’0″で82L、9’0″で105L、9’6″で113Lという突出したボリューム設定が最大の特徴です。運搬用のハンドルが内蔵されているため、大きなボードでも駐車場から波打ち際まで運びやすくなっています。

Tuflite構造による耐久性と、センター+FCS IIのフィンセッティングも扱いやすさに寄っています。体格があってロングボードの浮力に不満があるサーファー、安定性を最優先したい初心者〜中級者におすすめのモデルです

ロングボード(パフォーマンス系)|攻めるための3モデル

トリムとノーズライドよりも、ターンとドライブに軸足を置いたSurftechのロングボードのグループです。ノーズに乗って流すのではなく、テールを踏んでボードを返す走り方に応えるモデルが揃います。比較表のあとに各モデルの詳細を紹介します。

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モデル名 シェイパー 構造 フィンシステム 特徴
THE PRO MOD 2 Wayne Rich NFT センター+Futures スピードと精度で攻める万能機
THE CHECKMATE Wayne Rich NFT シングル ターンとノーズライドを両立
BIG BROTHER STING AIPA Tuflite センター+Futures マッシーな波も突き抜ける安定機

THE PRO MOD 2

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項目 内容
モデル名 THE PRO MOD 2
シェイパー Wayne Rich
構造 NFT
フィンシステム センター+Futures
対象レベル 上級者

「THE PRO MOD 2」は、Wayne Richの最も進歩的なロングボードデザインとして、スピードとコントロール、精度を求めるサーファーに向けてSurftechが展開するハイパフォーマンスロングボードです。伝統的なロギングの感触を失わずに攻めるという設計思想が核にあります

ナローテール、長く走るシングルからダブルコンケーブ、洗練されたコンプレックスレール、モダンなロッカープロファイルの組み合わせで、素早い加速とパワフルで正確なターンが決まります。軽さと耐久性に加え、しなりとレスポンスを足しているのがNFT構造のフラックスファイバーです。

アウトラインには伝統的な要素も残されているため、グライドやトリム、ノーズに立つ時間も成立します。クリティカルなマニューバーを求める上級ロングボーダー、掘れたセクションでも攻め切りたいサーファーにおすすめの1本です。

THE CHECKMATE

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項目 内容
モデル名 THE CHECKMATE
シェイパー Wayne Rich
構造 NFT
フィンシステム シングル
対象レベル 中上級者

「THE CHECKMATE」は、Wayne Richが1980年代にDewey WeberとDonald Takayamaのコンテスト用として設計したロングボードで、Surftechが日本正規ではNFT構造で展開しているモデルです。ロングボード競技が復興した時代に生まれた出自を持ちます。

ボトムターンからの立ち上がりが速く、レールtoレールも軽快で、テールでしっかりパワーが出るタイプです。同時に、ソウルフルなアウトラインとクラシックな60/40レールに落とし込まれたボトムコンターにより、伝統的なログと同等のノーズライドとトリム、グライドも成立します

テールに忍ばせたハードエッジがタイトなターンでのドライブを支え、ノーズに入れた軽いコンケーブがノーズライド時の揚力と加速を作ります。1本でコンテスト志向のターンとクラシックなノーズライドの両方を成立させたい中上級者におすすめです。

BIG BROTHER STING

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項目 内容
モデル名 BIG BROTHER STING
シェイパー AIPA
構造 Tuflite
フィンシステム センター+Futures
対象レベル 中上級者

「BIG BROTHER STING」は、Ben Aipaの定番ロングボードで、最もマッシーなコンディションを力技で走り抜けるためのハイパフォーマンス・タンクとSurftechが位置づけるモデルです

センターに厚みを持たせつつレールを美しくフォイルすることで、浮力と性能のバランスを取っています。前寄りのワイドなアウトラインが安定性を高め、引き込んだテールがクイックな方向転換を可能にし、AIPAの象徴であるウイングが、浮力と安定性を担う前半分と大きなターンを担う後半分を接続します。

8’0″〜10’0″の3サイズ、構造はTufliteで、フィンはセンター+Futuresです。コンディションが良くない日でも楽しみたいサーファー、体格があってロングボードでもパフォーマンスを求める中上級者におすすめします。

グライダー|圧倒的な滑走距離を狙う2モデル

Gerry Lopezがシークレットウェポンと呼ぶ、滑走距離とグライドに特化したSurftechのグループです。9’0″〜10’6″の大型ボードで、ノーズライドやターンよりも、波を早く捉えて長く走ることに設計が振られています。比較表のあとに2つの違いを解説します。

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モデル名 シェイパー 構造 フィンシステム 特徴
GLIDER Gerry Lopez NFT シングル 圧倒的な滑走性とモメンタム
GLIDER TWIN Gerry Lopez NFT Futures ツインフィンによる俊敏な加速

GLIDER

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項目 内容
モデル名 GLIDER
シェイパー Gerry Lopez
構造 NFT
フィンシステム シングル
対象レベル

「GLIDER」は、Gerry Lopez自身が「不当なアドバンテージ」と表現する、速いパドルと長いグライドを持つSurftechの大型ボードです。日本正規は9’6″と10’6″の2サイズ展開になります。

極めて控えめなボトムコンターがフラットな水面を滑らかに進ませるため、いったん動き出した慣性がそのまま伸びていくボードです。フラットデッキが胸の下にボリュームを隠してパドル時の安定を作り、プルダウンレールが力任せにしなくても方向転換を可能にするため、掘れた面も切り裂けます。

立ち上がってしまえばボードが勝手に走るので、乗り手の入力は最小限で済みます。30cm程度の小波でも波を捉えて長く走りたいサーファー、混雑した海で波を確実に拾いたい人におすすめです。

GLIDER TWIN

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項目 内容
モデル名 GLIDER TWIN
シェイパー Gerry Lopez
構造 NFT
フィンシステム Futures
対象レベル

「GLIDER TWIN」は、Surftechの「GLIDER」のアウトラインをそのままに、フィンセッティングをツインフィンへ変更したバリエーションモデルです。日本正規は9’0″と10’0″の2サイズで展開されます。

速いパドルと長いグライドは「GLIDER」譲りで、ツインフィン化によってシングルフィン版よりルースで抜けの良い走りになります。フィンシステムはFuturesで、NFT構造のフラックスファイバーが生む自然な減衰と組み合わさるため、大きなボードでも硬さを感じにくい乗り味です。

大きなボードを滑らせながら、テールを振って遊びたいサーファーに向きます。グライダーの滑走距離を活かしつつ、シングルフィンでは物足りないルースさを求める人におすすめのモデルです。

まとめ

この記事では、Surftechというサーフボードブランドの成り立ちと6つの構造を解説し、2026年の日本正規ラインナップを全モデル比較しました。Surftechはシェイプそのものを売るブランドではなく、世界的シェイパーの名作を最新の構造技術で誰でも手にできるようにするブランドです

選ぶ順番は、ボードタイプ、シェイパーとシェイプ、構造の3段階で絞るとわかりやすくなります。構造の性格は、Tuflite Professionalが耐久性と軽さの最上位、Tufliteが粘りとタフさ、Fusion-HDが扱いやすい万能型という並びです。

反応重視ならFusion Pro、ナチュラルな乗り味ならNFT、PUに近いクラシックな感触ならFusion True Rideという選び分けになります。モールド成形で容量表記が正確なブランドなので、体重と技量からボリュームを決めてサイズを絞り込むのが最短ルートです

日本では輸入元経由の正規品が流通しており、保証の面でも安心して選べます。気になったSurftechのサーフボードは、正規取扱店やECで実物を確認してみてください。この記事がサーフボード選びの参考になれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

学生のころからサーフィンに親しみ、これまで複数ブランドのボードを実際に購入し、波のコンディションごとに乗り比べてきました。各モデルの形状や浮力、選び方の違いを実購入者の目線で整理し、何を基準に選べばいいか迷う方に向けて『サーフセレクト』を運営しています。

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