【DHD】サーフボードの全モデルを比較|種類の違いとおすすめはどれ?

  • DHDのサーフボードは種類が多くて、どのモデルを選べばいいかわからない
  • プロシリーズとコアシリーズで何がどう違うのか知りたい
  • 自分のレベルや波のコンディションに合うDHDのモデルはどれ?

DHDは、オーストラリア・ゴールドコーストで生まれたハイパフォーマンスサーフボードの代表的なブランドです。世界トップ選手のボードを手がけるシェイパーの設計思想が、すべてのモデルに息づいています。

ただしレベルや波に合わないモデルを選んでしまうと、テイクオフ(波に乗り出す動作)が決まらなかったり、ターンの手応えが得られなかったりと、サーフィンの上達や楽しさが半減してしまいます

この記事では、DHDのブランドとしての特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、プロ・コア・トラベル・ツインの各シリーズに分けて全モデルの違いを比較します。レベル別・コンディション別のおすすめモデルも紹介しますので、DHDのサーフボードが気になっている方はぜひ参考にしてください。

タップできる目次

DHDとはどんなサーフボードブランド?特徴と評判を紹介

DHDは、オーストラリアのゴールドコーストを拠点とするハイパフォーマンスサーフボードブランドです。世界チャンピオンクラスの選手から週末サーファーまで、幅広い層に支持されています。

ここでは、DHDがどのような背景で生まれ、なぜ多くのサーファーに選ばれてきたのか、ブランドの全体像を紹介します。コンセプト・歴史・実績の3つの切り口から、DHDの強みを順に見ていきましょう。

DHDのブランドコンセプト

DHDというブランド名は、創業者である「Darren Handley Designs(ダレン・ハンドレー・デザインズ)」の頭文字を取ったものです。シェイパー本人の名前をそのまま冠していることからも、ものづくりへの責任感とこだわりが伝わってきます。

DHDのボードは、オーストラリア・ゴールドコーストのバーレイヘッズにある工場で生み出されます。ダレン・ハンドレーは単なるデザイナーではなく、シェイプから仕上げまで製造のあらゆる工程に手を取って関わる、文字どおりのボードビルダーです。

一本一本に高性能を追求する姿勢が貫かれているため、DHDのサーフボードはコンペティションの世界でもフリーサーフの現場でも信頼を集めています。本気で性能を求めるサーファーにとって、DHDは外せない選択肢のひとつといえます。

DHDの歴史・創業背景

ダレン・ハンドレーは、世界的に有名な波と才能あふれるサーファーに囲まれたゴールドコーストで育ち、その環境のなかでシェイプの技術を磨いてきました。現在では約50年の経験を持つ、業界を代表するシェイパーの一人です。

多彩な波が揃うゴールドコーストは、ボードの性能を試すうえで理想的なフィールドです。パワフルなポイントブレイクから軟らかいビーチブレイクまで、あらゆるコンディションで蓄積された知見が、DHDの設計思想の土台になっています。

長い年月をかけて培われた経験値は、現行ラインナップのアウトラインやロッカー(ボードの前後方向の反り)に色濃く反映されています。流行を追うだけでなく、実際に波の上で機能する形を突き詰めてきた点が、DHDが長く支持される理由です

DHDの特徴・強み(ライダーと実績)

DHDの最大の強みは、世界の第一線で戦うトップ選手のボードを数多く手がけてきた実績です。3度の世界王者ミック・ファニング、8度の女子世界王者ステファニー・ギルモアといったレジェンドたちが、DHDのボードでタイトルを争ってきました

トップ選手との関係は、単なるスポンサー契約にとどまりません。彼らが世界各地のコンディションで得たフィードバックがシェイパーに還元され、次のモデル開発へと反映されていきます。第一線の感覚が市販モデルにまで落とし込まれている点が、DHDの大きな価値です

その結果、DHDのサーフボードはプロ仕様の鋭さを持ちながら、一般サーファーが扱えるバランスも備えています。世界トップレベルの開発環境から生まれた性能を体感したいサーファーにとって、DHDは魅力的なブランドです。

DHDの機能とテクノロジー

ここでは、DHDのサーフボードを支える独自テクノロジーとコンストラクション(構造・素材設計)を解説します。シリーズや個別モデルの話に入る前に、DHDのボードが「なぜ効くのか」という共通の理由を理解しておくと、モデル選びがぐっとわかりやすくなります。

DHDが大切にしているのは、ターンの起動を軽くし、波のパワーを推進力に変える設計です。テール形状や素材の工夫によって、サーファーの動きをスムーズに引き出す技術が随所に盛り込まれています

DHDのサーフボードに採用されている代表的なテクノロジーとコンストラクションは以下のとおりです。

  • 3DV|テール下のV形状でレールワークを引き出す技術
  • DNAデザイン|ミック・ファニングと磨いた万能アウトライン
  • EPSエポキシ構造|軽さと反発を両立する素材
  • Dark Arts|カーボンを纏った高強度コンストラクション

3DV|テール下のV形状でレールワークを引き出す技術

3DVは、ボードのテール下にわずかなV(ヴィー)形状を通すことで、レールワーク(ボードの左右の縁を切り替える動作)を引き出すDHD独自の技術です。テール部分の形状をコントロールすることで、ターンのフィーリングを大きく変えています

テールにVを入れると、フラットなボトムよりも水の抜けがスムーズになり、少ない力でターンを起動できるようになります。さらにレールからレールへの切り替え時に、より多くのドライブ(ターン中に伸びる加速感)を解き放つよう設計されています。

3DVを搭載したボードは、軽い動作でキビキビとターンに入っていけるため、力に頼らず波を攻めたいサーファーに向いています。とくに1〜6フィートの幅広いコンディションで扱いやすく、コアなサーフスタイルを次のレベルへ進めたい層に効果を発揮します。

DNAデザイン|ミック・ファニングと磨いた万能アウトライン

DNAデザインは、DHDがミック・ファニングと長年かけて共同開発してきたアウトラインの設計哲学です。ハイパフォーマンスを支える基準として、多くの現行モデルのベースに採用されています。

DNA系のアウトラインは、特定のコンディションに特化させるのではなく、幅広い波で安定して機能するバランスを重視しています。ミック・ファニングが世界中のツアー会場で求めた精度とコントロール性が、形そのものに凝縮されています。

幅広いコンディションで扱える万能性があるため、DNAデザインを受け継ぐモデルは1本のメインボードとして頼りになります。コンディションを選びすぎず、いつでも安定した手応えで乗りたいサーファーにとって心強い設計です。

EPSエポキシ構造|軽さと反発を両立する素材

EPSエポキシ構造は、EPSフォーム(軽量な発泡素材の芯)にエポキシ樹脂を組み合わせたコンストラクションです。一般的なPU(ポリウレタン)構造よりも軽く仕上がり、反発力に優れる点が特徴です

DHDのEPSモデルは、ただ軽いだけではありません。BIAXクロスやフィン周りの補強を加えることで、しなりと強度を両立させ、軽さによる頼りなさを抑えています。フォームと樹脂の組み合わせを最適化することで、走りの軽快さを引き出しています。

軽量で反発が強いEPSエポキシ構造は、波が軟らかい日でもスピードを生み出しやすい利点があります。走りの軽さを重視するサーファーや、パワーの乏しいコンディションが多いエリアのサーファーにとって魅力的な選択肢です。

Dark Arts|カーボンを纏った高強度コンストラクション

Dark Artsは、カーボンを用いた上位コンストラクションです。MF DNA・Utopia・Phoenixといった一部のモデルで選択でき、通常の構造とは異なる質感の走りを生み出します

カーボンをデッキやレールに配することで、軽さと反発、そして耐久性を高い次元で引き上げています。一般的なグラッシングよりも張りのある乗り味になり、踏み込んだときのレスポンスが鋭くなる点が持ち味です

Dark Artsのコンストラクションは、ボードのポテンシャルを限界まで引き出したいサーファーに向いています。同じシェイプでも構造を変えることで性格が変わるため、すでにDHDの定番モデルを知っていて、さらに上の手応えを求める層におすすめです。

DHDの全種類の違いを比較

ここでは、DHDの現行ラインナップをシリーズ別に整理し、それぞれの位置づけと違いを比較します。DHDのサーフボードは、大きくプロ・コア・トラベル・ツインフィンの4つに分けられ、上位グレードから日常使い、遠征向け、遊び心のあるオルタナティブまで幅広く揃っています。

各シリーズの冒頭にそのグループの比較表を掲載し、続いて各モデルの個別スペックと詳しい解説を紹介します。気になるシリーズから読み進めて、自分のレベルや波に合うDHDのモデルを見つけてください。

DHDのサーフボード全モデルを以下の4シリーズ別に解説します。

  • プロシリーズ|トップ選手仕様のハイパフォーマンスモデル
  • コアシリーズ|扱いやすさと性能を両立したオールラウンドモデル
  • トラベルシリーズ|小波・遠征で頼れる多用途モデル
  • ツインフィン|軽快な走りを楽しむオルタナティブモデル

プロシリーズ|トップ選手仕様のハイパフォーマンスモデル

プロシリーズは、世界の第一線で実際に使われる最上位グレードのモデル群です。反応性とドライブ性能を最優先したコンペティション志向の設計で、パワフルな波を本気で攻めたいサーファーに向いています。ここでは、プロシリーズの各モデルを比較表で整理したうえで、1本ずつ詳しく紹介します。

モデル名ロッカーテール形状フィン構成推奨波高対象レベル
MF DNAMFシグネチャー(低〜中)ツアーテール/ラウンドスラスター3〜6ft上級・プロ
MF Lightningフラット(フロント直線化)スカッシュスラスター1〜4ft中〜上級
Utopiaフラット(MF DNAより低め)スーパースカッシュスラスター1〜6ft中〜上級
Phoenix Flightフラットスカッシュ5フィン(スラスター/クアッド)1〜3ft中〜上級
EE Julietteシグネチャー(ノーズ/テール高め)スカッシュ/ラウンドスラスター2〜6ft上級・プロ

MF DNA

MF DNAの製品画像

項目内容
モデル名MF DNA
テール形状ツアーテール/ラウンド
フィン構成スラスター(FCS II/Futures)
推奨波高3〜6ft
対象レベル上級・プロ

「MF DNA」は、ミック・ファニングと長い年月をかけて磨き上げてきた、DHDの代名詞ともいえるハイパフォーマンスモデルです。プロシリーズの中核を担い、世界ツアーの現場で鍛えられた完成度を誇ります

ロッカーやアウトラインは、あらゆるコンディションでのコントロール性と精度を追求して設計されています。スラスター(3枚フィン)構成のツアーテール/ラウンドテールが、ハイスピードでも乱れない安定したホールド感を生み出します

パワーのある掘れた波で、思い切ってレールを入れていく場面でこそMF DNAの実力が際立ちます。スピードに乗ったまま鋭いターンを連続させても、ボードがしっかり足元に追従してくる手応えがあります

「MF DNA」は、パワフルな波を攻めたい上級者やコンペティターに向けたモデルです。世界基準のハイパフォーマンスを体感したいサーファーにとって、DHDの実力を象徴する1本といえます。

MF Lightning

MF Lightningの製品画像

項目内容
モデル名MF Lightning
テール形状スカッシュ(タイト)
フィン構成スラスター(FCS II/Futures)
推奨波高1〜4ft
対象レベル中〜上級

ミック・ファニングがツアーを引退したあとに開発した、小〜中波向けのシグネチャーモデルが「MF Lightning」です。MF DNAの兄弟分にあたりながら、より日常的なコンディションで速さを引き出すことに振り切られています

フロント部分を直線化したフラットなロッカーと、リアフィンを通常より前方へ寄せたセッティングが、フロントフットでの加速を後押しします。タイトなスカッシュテールが、小さな波でもしっかりと反応を返してくれます

ヒザ〜頭サイズの平凡な波でも、踏み込めばスッと前へ走り出す軽快さがMF Lightningの魅力です。波が物足りない日でも、スピードとキレのあるサーフィンを楽しめます

「MF Lightning」は、小〜中波でスピード感を求める中級〜上級者にぴったりのモデルです。コンディションが揃わない日のメインボードとして、攻めの一本を探しているサーファーにおすすめします

Utopia

Utopiaの製品画像

項目内容
モデル名Utopia
テール形状スーパースカッシュ
フィン構成スラスター(FCS II/Futures)
推奨波高1〜6ft
対象レベル中〜上級

「Utopia」は、日常のグッドコンディションで本来の性能を発揮する、ハイパフォーマンスな万能モデルです。プロシリーズの鋭さを保ちつつ、より幅広い波で扱える懐の深さを備えています

MF DNAよりやや低めのフラットなロッカーと、スーパースカッシュテールの組み合わせが、軽い操作性と安定したドライブを両立させます。フィンはツイン寄りにクラスターしたドライブ重視のセッティングで、伸びのあるターンを引き出します。

1フィートの軟らかい波から6フィートのパワーのある波まで、1本で幅広く対応できるのがUtopiaの強みです。コンディションが日によって変わるエリアでも、ボードを持ち替えずに楽しめます。

「Utopia」は、1本でコンディションを問わず攻めたい中級〜上級者に向いたモデルです。万能性とパフォーマンスの両立を求めるサーファーにとって、頼れるデイリーボードになります。

Phoenix Flight

Phoenix Flightの製品画像

項目内容
モデル名Phoenix Flight
テール形状スカッシュ
フィン構成5フィン(スラスター/クアッド)
推奨波高1〜3ft
対象レベル中〜上級

軽快な走りとルース感を兼ね備えたパフォーマンスモデルが「Phoenix Flight」です。小さくパワーの乏しい波でも、軽やかに反応してくれる遊び心のあるシェイプに仕上がっています

5フィン仕様により、スラスターとクアッド(4枚フィン)を好みに応じて切り替えられる点が特徴です。PU/EPSの両構造から選べるうえ、スワローテールなどのバリエーションも用意され、自分の波やスタイルに合わせて性格を調整できます

ヒザ〜腰サイズの小波でも、Phoenix Flightは抜けの良いスピードとルースな操作感を発揮します。トロい波でターンが詰まりがちな日でも、軽快に動かして波を遊び尽くせます

「Phoenix Flight」は、反応の良さとフロー感を両立させたい中級〜上級者におすすめのモデルです。小波用のセカンドボードとして、楽しさ重視で選びたいサーファーにも向いています。

EE Juliette

EE Julietteの製品画像

項目内容
モデル名EE Juliette
テール形状スカッシュ/ラウンド
フィン構成スラスター(FCS II/Futures)
推奨波高2〜6ft
対象レベル上級・プロ

「EE Juliette」は、Ethan Ewing(イーサン・ユーイング)のシグネチャーモデルです。2023年のベルズビーチ優勝時と同じファイルをベースにした、ハイパフォーマンスショートボードに仕上げられています

ノーズとテールの両方のロッカーを高め、ポケット(波の崩れぎわで最もパワーがある部分)でのタイトなターンと、高速域での精度を引き出す設計です。ダブルコンケーブとナローテールの組み合わせが、ホールドとリリースのバランスを高い次元で実現します。テールはスカッシュとラウンドの2種類から選べます。

パワフルで掘れた波を、スピードを保ったまま攻め込む場面でEE Julietteは本領を発揮します。深いボトムターンから鋭い切り返しまで、流れるような一連の動きを支えてくれます

「EE Juliette」は、パワーのある波でキレとスピードを両立させたい上級者〜プロ向けのモデルです。本格的なパフォーマンスサーフィンを追求するサーファーにふさわしい1本です。

コアシリーズ|扱いやすさと性能を両立したオールラウンドモデル

コアシリーズは、パフォーマンス性能を残しながら日常的に扱いやすさを高めた、最も幅広い層に刺さる中核シリーズです。ミッドレングス(6〜8フィート前後の中間的な長さ)から本格的なショートボードまで種別が異なるモデルが揃い、レベルやスタイルに応じて選べます。ここでは、コアシリーズのモデルを比較表で整理してから、それぞれ詳しく紹介します。

モデル名種別ロッカーテール形状フィン構成推奨波高対象レベル
Interceptorミッドレングスフラット→軽いテールリフトラウンドピンクアッド/スラスター1〜6ft以上初級〜上級
Black Diamondショートボード低〜中エントリーラウンドピン5フィン(スラスター/クアッド)1〜6ft以上初級〜上級
3DVショートボードフラット+テールVeeスカッシュスラスター1〜6ft初級〜上級
Nexusショートボード中エントリー・低出口スカッシュ(タイト)スラスター1〜4ft中〜上級
Sandmanショートボードフラット→軽いテールリフトラウンドスラスター1〜6ft以上初級〜中級

Interceptor

Interceptorの製品画像

項目内容
モデル名Interceptor
テール形状ラウンドピン
フィン構成クアッド/スラスター(FCS II/Futures)
推奨波高1〜6ft以上
対象レベル初級〜上級

「Interceptor」は、ダレン・ハンドレーによるミッドレングスの解釈版モデルです。6’6″〜7’2″のサイズ展開で、ミッドレングスならではのゆとりある乗り味を持たせています

フラットなエントリーロッカーから軽いテールリフトへとつなぐボトムが、漕ぎやすさと安定感を確保します。エントリーVeeからダブルVeeへ抜けるボトムコンケーブにより、長さを感じさせない滑らかなターンを生み出すのが技術的な強みです

楽なパドルでスッと波を捉えられるため、込み合ったラインナップでも波数を稼ぎやすいのがInterceptorの利点です。スムーズなラインを描きながら、ゆったりと波を流して楽しめます。

「Interceptor」は、ショートボードからミッドレングスへステップしたい層や、余裕のある乗り心地を求める幅広いサーファーにおすすめです。1本で長く付き合える懐の深さがあります

Black Diamond

Black Diamondの製品画像

項目内容
モデル名Black Diamond
テール形状ラウンドピン
フィン構成5フィン(スラスター/クアッド)
推奨波高1〜6ft以上
対象レベル初級〜上級

前方にボリュームを寄せ、テイクオフの早さと走りの良さを両立させた万能ショートボードが「Black Diamond」です。コアシリーズのなかでも、とくに多くのサーファーに愛されてきた定番モデルです。

前側の幅とボリュームによって早くスピードを生み出し、引き込んだラウンドピンテールがポケットにしっかり収まる設計です。PU・EPS・ソフトトップなど構造の選択肢が豊富で、レベルや好みに合わせて仕様を選べる点も見逃せません

軟らかい1〜数フィートの波からクリーンな波まで、コンディションを問わず安定して走るのがBlack Diamondの魅力です。波が小さい日でも、早めのテイクオフで1本を長く楽しめます。

「Black Diamond」は、1本で幅広いコンディションに対応したい初級〜上級者に向いたモデルです。早いテイクオフと万能性を重視するサーファーにとって、信頼できる相棒になります。

3DV

3DVの製品画像

項目内容
モデル名3DV
テール形状スカッシュ
フィン構成スラスター(FCS II/Futures)
推奨波高1〜6ft
対象レベル初級〜上級

「3DV」は、ボリューム感とパフォーマンスを融合させ、次のレベルを目指すコアサーファーに向けたモデルです。モデル名のとおり、DHD独自の3DVテクノロジーを象徴する一本です。

テール下に通したVがターンの起動を軽くし、レールトゥレールのドライブを引き出すのが技術的な強みです。適度なボリュームで安定感を確保しながらも、攻めの動きにしっかり応えてくれます。

浮力に助けられて楽にテイクオフできるため、パドルや波待ちで消耗しにくいのが3DVの利点です。それでいて、いざ波に乗ればキビキビとしたターンを楽しめます。

「3DV」は、浮力で楽をしながらも攻めの動きを諦めたくない中級者におすすめのモデルです。ステップアップの過程で、扱いやすさと性能のバランスを求めるサーファーに適しています。

Nexus

Nexusの製品画像

項目内容
モデル名Nexus
テール形状スカッシュ(タイト)
フィン構成スラスター(FCS II/Futures)
推奨波高1〜4ft
対象レベル中〜上級

「Nexus」は、高性能の手応えを残しつつ、扱いやすさを持たせたアクセシブルなパフォーマンスモデルです。ハイパフォーマンスボードは難しそう、と感じている層への入り口になる存在です

中程度のエントリーロッカーから低い出口へとつなぐ設計と、タイトなスカッシュテールが、パフォーマンス性とイージーさのバランスを取っています。攻めの動きにも反応しつつ、初動が穏やかで扱いやすいのが特徴です。

ヒザ〜頭サイズの日常的な波で、無理なくターンの練習を重ねられるのがNexusの利点です。背伸びをしすぎず、着実にレベルアップを目指せます。

「Nexus」は、ハイパフォーマンスサーフィンの入門〜中級者にちょうど良いモデルです。本格的なショートボードへの第一歩を、扱いやすさとともに踏み出したいサーファーに向いています。

Sandman

Sandmanの製品画像

項目内容
モデル名Sandman
テール形状ラウンド
フィン構成スラスター(FCS II/Futures)
推奨波高1〜6ft以上
対象レベル初級〜中級

日常のさまざまな波に対応する、汎用性重視のオールラウンドモデルが「Sandman」です。コアシリーズのなかでも、とくに扱いやすさを優先したいサーファー向けに位置づけられています。

フラットなロッカーから軽いテールリフトへとつなぐボトムと、丸みのあるラウンドテールが、安定感と扱いやすさを両立させます。クセの少ないシェイプなので、コンディションが変わっても乗り味が大きくブレません

小さな波でもスッと走り出し、サイズが上がっても落ち着いて乗れるのがSandmanの利点です。1本でいろいろな波に対応できるため、ボード選びに迷う場面が減ります。

「Sandman」は、コンディションを選ばず1本で気軽に楽しみたい初級〜中級者におすすめのモデルです。最初の一本や、肩肘張らずに波を楽しみたいサーファーに寄り添ってくれます。

トラベルシリーズ|小波・遠征で頼れる多用途モデル

トラベルシリーズは、軟らかい波や旅先でのコンディションに強い、汎用性を重視したモデル群です。波数を稼ぎやすい設計から、パワーのある遠征先のリーフ向けまで、コンディションの幅に応じて選べます。ここでは、トラベルシリーズの各モデルを比較表で整理したうえで、それぞれ詳しく紹介します。

モデル名ロッカーテール形状フィン構成推奨波高対象レベル
Sweet Spot 4.0ノーズ/テール高めラウンドピン5フィン(スラスター/クアッド)3〜10ft中〜上級
DucksnutsMFシグネチャーラウンドピンクアッド/5フィン3〜10ft以上中〜上級
EE DNA (Round Tail)シグネチャー+テールリフトラウンドスラスター3〜6ft(パワー波)上級・プロ

Sweet Spot 4.0

Sweet Spot 4.0の製品画像

項目内容
モデル名Sweet Spot 4.0
テール形状ラウンドピン
フィン構成5フィン(FCS II/Futures)
推奨波高3〜10ft
対象レベル中〜上級

「Sweet Spot 4.0」は、さまざまな波に対応する万能トラベルモデルです。グラッシングを6x4x4と強化した仕様で、遠征先のハードなコンディションにも耐える堅牢さを備えています

波数を稼ぎやすいアウトラインと適応力の高さが、Sweet Spot 4.0の技術的な強みです。ラウンドピンテールが幅広いサイズの波でホールド感を生み、5フィン仕様によりフィンセッティングの自由度も確保されています。

旅先の見慣れない波や、日常の平凡なコンディションでも、Sweet Spot 4.0なら安定して波を捉えられます。1本持っていけば、どんな波に当たっても楽しめる安心感があります。「Sweet Spot 4.0」は、旅先でも日常でも幅広く楽しみたい中級〜上級者におすすめのモデルで、1本で守備範囲を広げたいサーファーに頼られています。

Ducksnuts

Ducksnutsの製品画像

項目内容
モデル名Ducksnuts
テール形状ラウンドピン
フィン構成クアッド/5フィン(FCS II/Futures)
推奨波高3〜10ft以上
対象レベル中〜上級

「Ducksnuts」は、小〜中波で速さと走りを楽しめる、トラベル/フリーサーフ向けのモデルです。MFシグネチャーロッカーを採用し、ポンピングするコンディションでのステップアップを意識した設計になっています。

波が軟らかくてもスッと走り出せるよう、アウトラインとボトムが最適化されているのがDucksnutsの技術的な強みです。クアッドや5フィンのセッティングが選べ、波質に合わせて推進力と操作性のバランスを調整できます。

コンディションが完璧に揃わない日でも、Ducksnutsなら波数を稼ぎながら走りを楽しめます。トロい波でスピードが死にがちな場面でも、前へ前へと進んでいく感覚が持ち味です

「Ducksnuts」は、揃いきらない波でも乗りまくりたい中級〜上級者に向いたモデルです。遠征先で1本を選ぶなら、走りの良さを最優先したいサーファーにおすすめします。

EE DNA (Round Tail)

EE DNA (Round Tail)の製品画像

項目内容
モデル名EE DNA (Round Tail)
テール形状ラウンド
フィン構成スラスター(FCS II)
推奨波高3〜6ft(パワー波)
対象レベル上級・プロ

「EE DNA (Round Tail)」は、Ethan EwingがJBAY優勝時に使用したシグネチャーロッカーに、エクストラテールリフトを加えて市販化したトラベル向けの追加ラインです。トラベルシリーズのなかでも、ひときわパワー志向のモデルに位置づけられます

ラウンドテールがDNAスカッシュよりも滑らかなターンとホールド感を生み、パワーのある急峻な波でも方向転換が素直なのが技術的な強みです。高めのロッカーが掘れた波のフェイスにしっかり噛み合い、攻めの動きを支えます。

パワーウェーブや遠征先のリーフブレイクで、フェイスを大きく使って攻め込む場面でEE DNA (Round Tail)は実力を発揮します。スピードの乗った波でも、安定したコントロール感を保てます

「EE DNA (Round Tail)」は、パワーのある波や遠征先のリーフで攻めたい上級者〜プロ向けのモデルです。本格的なパワーウェーブを攻略したいサーファーにふさわしい一本です。

ツインフィン|軽快な走りを楽しむオルタナティブモデル

ツインフィンは、2枚フィンならではのスピードとルース感を楽しむ、遊び心のあるオルタナティブシリーズです。ハイパフォーマンス志向のものから、夏の小波に最適化されたコンパクトなものまで揃い、いつもと違う乗り味を求めるサーファーに人気です。ここでは、ツインフィンの各モデルを比較表で整理してから、順に紹介します。

モデル名ロッカーテール形状フィン構成推奨波高対象レベル
MF Twin中〜フル(ディープシングル)ホースシューツイン2〜6ft中〜上級
The Twin低〜中要確認ツイン(+スタビライザー可)1〜5ft全レベル
Mini Twin低〜中スワローツイン1〜4ft初級〜上級
Mini Twin II低〜中スワロー(チャンネル付き)ツイン1〜3ft全レベル

MF Twin

MF Twinの製品画像

項目内容
モデル名MF Twin
テール形状ホースシュー
フィン構成ツイン(FCS II/Futures)
推奨波高2〜6ft
対象レベル中〜上級

「MF Twin」は、ミック・ファニング監修のハイパフォーマンスツインです。ツインフィンの軽快さに、DHDらしいパフォーマンス性を融合させた一本に仕上がっています

DHDオリジナルの変形テール形状であるホースシューテールが、ツインのスピードにショートボード的なコントロールを加えています。ディープシングルコンケーブと相まって、走りの速さとターンの安定感を両立させているのが技術的な強みです

ツイン特有の伸びるようなスピードを楽しみつつ、しっかり踏み込んでターンを決められるのがMF Twinの魅力です。速さに任せて流すだけでなく、攻めの動きまで取り入れられます。

「MF Twin」は、ツインフィンでもキレを求める中級〜上級者におすすめのモデルです。スピードとコントロールを両取りしたいサーファーに向いています。

The Twin

The Twinの製品画像

項目内容
モデル名The Twin
テール形状要確認
フィン構成ツイン(+スタビライザー可)
推奨波高1〜5ft
対象レベル全レベル

「The Twin」は、王道のツインフィンセッティングで軽快な走りを楽しめるモデルです。クセが少なく、ツインフィン入門にも適した親しみやすい一本です

スピードとフロー感を引き出すアウトライン設計が、The Twinの技術的な強みです。スタビライザーフィンを追加すれば6フィートのサイズまで対応でき、コンディションや好みに応じて乗り味を調整できる柔軟さも備えています。

軟らかい小波から少しサイズのある波まで、The Twinなら滑るような走りを気軽に味わえます。いつものショートボードとは違うフィーリングで、波遊びの幅が広がります

「The Twin」は、いつもと違う乗り味を楽しみたい幅広いレベルのサーファーに向いたモデルです。セカンドボードとして1本持っておくと、サーフィンの楽しみ方が一段と広がります

Mini Twin / Mini Twin II

Mini Twinの製品画像

項目内容内容2
モデル名Mini TwinMini Twin II
テール形状スワロースワロー(チャンネル付き)
フィン構成ツイン(FCS II/Futures)ツイン(FCS II/Futures)
推奨波高1〜4ft1〜3ft
対象レベル初級〜上級全レベル

「Mini Twin」は、コンパクトに取り回せるミニツインです。短めのアウトラインで、軟らかい波でも速さを引き出せる遊びやすさが持ち味です

その改良版である「Mini Twin II」は、スワローテールにチャンネルを組み合わせ、夏の小波に最適化されています。Mini Twinよりも2インチ短く乗ることが推奨されており、よりルースで軽快なフィーリングを楽しめるのが技術的な強みです

ヒザ〜腰サイズの物足りない波でも、Mini TwinとMini Twin IIなら短いボードをクルクルと操って波を遊び尽くせます。パワーの乏しい夏の波でも、スピードを保ったまま小回りを利かせられます

「Mini Twin」と「Mini Twin II」は、小波遊びやセカンドボードを探すサーファーにおすすめのモデルです。1本あれば、コンディションが落ちた日もサーフィンを存分に楽しめます

DHDサーフボードのおすすめモデルまとめ

この記事では、DHDのブランドとしての特徴や3DV・DNAデザイン・EPSエポキシ構造・Dark Artsといった独自テクノロジーを解説し、プロ・コア・トラベル・ツインフィンの各シリーズに分けて全モデルの違いを比較しました。

DHDのサーフボードを選ぶときは、まず自分のレベルと、ふだん乗る波のコンディションを軸に考えるのがおすすめです。パワフルな波を本気で攻めたい上級者はプロシリーズのMF DNAやEE Juliette、扱いやすさと性能を両立したい幅広い層はコアシリーズのBlack Diamondや3DV、小波や遠征が中心ならトラベルシリーズやツインフィン、という選び方がひとつの目安になります。

DHDは、レベルやスタイルを問わず応えてくれる懐の深いラインナップを揃えたブランドです。気になるモデルが見つかったら、正規代理店でサイズやボリュームを相談しながら、自分にぴったりの1本を選んでみてください。この記事が、DHDのサーフボード選びの参考になれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

学生のころからサーフィンに親しみ、これまで複数ブランドのボードを実際に購入し、波のコンディションごとに乗り比べてきました。各モデルの形状や浮力、選び方の違いを実購入者の目線で整理し、何を基準に選べばいいか迷う方に向けて『サーフセレクト』を運営しています。

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