- TORQのサーフボードは種類が多くて、どのモデルを選べばいいかわからない
- TETやTEC、ACTといった構造の違いで何が変わるのか知りたい
- 初心者でも失敗しないTORQのボードはどれ?
「TORQ」は2011年に設立されたエポキシ構造のサーフボードを専門に手がけるブランドで、初めて1本を買うサーファーから世界チャンピオンまで幅広く支持される国際的なサーフボードブランドです。EPSコアとエポキシ樹脂を組み合わせた頑丈な作りと、アルミモールド成型による品質の安定に定評があります。
この記事では、TORQの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、現行のサーフボードを全モデル比較します。ボードタイプ別のおすすめモデルも紹介しますので、TORQのサーフボードが気になっている人はぜひチェックしてください。
TORQとはエポキシ構造に特化したサーフボードブランド
TORQは2011年に設立された、EPSコアとエポキシ樹脂によるサーフボードだけを作り続けるブランドです。1950年代からほとんど変わっていなかったサーフボードの製造工程を、他業種の複合材技術を取り込んで作り直したところに出発点があります。
一般的なサーフボードはPUフォームとポリエステル樹脂で作られますが、TORQはそこを使わず、軽いEPSフォームとエポキシ樹脂に全面的に振り切りました。素材を絞り込んだことで、モデルごとの乗り味の違いが構造レンジの選択にきれいに整理されています。
TORQのブランドコンセプト
TORQが掲げるのは、壊れにくさと軽さ、そして手に取りやすさを同時に成立させるという考え方です。エポキシ構造はPU構造よりも折れや凹みに強く、車載やビーチでの扱いに神経を使う場面が減ります。
エポキシ特有の軽さと浮力は、パドルの伸びやテイクオフの早さに直結する特性です。TORQのサーフボードが初心者から中上級者まで幅広い層に選ばれているのは、耐久性と扱いやすさの両方を落とさずに成立させているためです。
TORQの特徴・強み
TORQの強みは、ラインナップの幅広さにあります。5フィート台のハイパフォーマンス・ショートボードからフィッシュ、ミッドレングス、9フィート級のロングボードまでを1ブランドで揃えており、クイバーをTORQで組み立てることも可能です。
製造プロセスにも特色があります。TORQはアルミモールド成型によって削り出しの端材をほとんど出さず、工場は太陽光発電で稼働しています。廃棄物の少ない作り方を採用していることは、道具選びで環境負荷を気にするサーファーにとって判断材料の一つです。
TORQのコラボレーションブランド
TORQのラインナップには、3系統のコラボレーションが組み込まれています。ひとつめがChannel Islandsで、2016年からX-LITE構造による共同開発が続いており、POD MODやCHANCHO、M23といった名作シェイプがTORQの量産構造で展開されています。
世界的なシェイパーやライダーの設計を、モールド成型という現実的な生産方法に落とし込んでいるのがTORQのポジションです。ハンドシェイプでは注文から納品まで待つ名作シェイプを、店頭在庫から選んで持ち帰れる点が、TORQのサーフボードを選ぶ大きな理由になります。
日本での入手しやすさと評判
日本国内ではTORQ JAPANが総代理店として流通を担っており、ムラサキスポーツやFollowsといった正規販売店で新品を購入できます。サーフィン専門誌でもカタログページが組まれており、輸入ブランドとしては情報も在庫も追いやすい部類です。
評判として挙がりやすいのは、やはりエポキシ構造のタフさです。踏み抜きや凹みに強く、初心者が扱いに慣れるまでの期間を乗り切りやすいという声が多く、スクールやレンタル用途にも使われています。
TORQの機能とテクノロジー
TORQのサーフボード選びは、どのシェイプにするかと同じくらい、どの構造レンジを選ぶかが結果を左右します。同じモデル名でもレンジが違えば、重さも反発もタフさも別物になるためです。
TORQのサーフボードに採用されている構造レンジは以下の4種類です。
- TET|モールド成型のスタンダード構造
- TEC|真空バキュームによる高繊維密度構造
- ACT|プリプレグを用いた最上位構造
- X-LITE|Channel Islandsモデル専用構造
TET|モールド成型のスタンダード構造
TETは、TORQの基幹となるモールド成型構造です。軽量なEPSコアにバイアックス(2軸方向に繊維を織ったクロス)とエポキシ樹脂を組み合わせ、CNCで精密に削り出したアルミモールドの中で成型します。
デッキへの膝の食い込みや、車載時のこすれに強いのがTETの持ち味です。反発の鋭さでは上位レンジに譲るものの、扱いに気を遣わずに毎回海へ持ち出せるため、初心者の1本目や日常的に乗り込むメインボードとして現実的な選択になります。
TEC|真空バキュームによる高繊維密度構造
TECは、真空バキューム積層の工程を最適化したTORQの構造レンジです。バッグ内で樹脂を吸い出しながら圧着することで、余分な樹脂を排し、繊維だけを密に積み上げられます。
繊維密度が高い分、踏み込んだときの反発がしっかり立ち上がり、ターンからターンへのつなぎが速くなります。RustyシェイプやDelperoシェイプの多くがTECで展開されており、現行ラインナップで最も採用モデルが多いレンジです。軽さとタフさの両方を求める中上級者に向いています。
ACT|プリプレグを用いた最上位構造
ACTはAdvanced Composite Technologyの略で、EPSブランクにプリプレグ(あらかじめ樹脂を含浸させたクロス)を用いる製法です。プリプレグの硬化には高温と高圧が必要で、熱に弱いフォームブランクとは相容れないとされてきました。
軽さと反発、耐久性を最も高い水準でまとめたのがACTで、TORQはこれを世界で最も進んだサーフボード構造だと位置づけています。RustyシェイプとDelpero/Minvielleシェイプに設定されており、性能を最優先する上級者に向けたフラグシップレンジです。
X-LITE|Channel Islandsモデル専用構造
X-LITEは、2016年に始まったChannel Islandsとのコラボレーション専用に開発された構造です。TETと同じ高精度のアルミモールド成型をベースにしながら、カーボンによる補強を加えています。
X-LITEが使われるのはPOD MOD・CHANCHO・M23の3モデルで、いずれも日本国内で在庫を見つけやすい人気レンジです。Channel Islandsの名作シェイプを扱いやすい構造で乗りたいサーファーにとって、X-LITEは有力な選択肢になります。
TORQの全モデルの種類を比較
ここではTORQの現行ラインナップをボードタイプ別に整理し、それぞれのモデルがどんな波とどんなレベルのサーファーに向くのかを比較します。掲載対象は、日本国内で正規流通が確認できた現行モデルのみです。
TORQの全サーフボードを以下の4カテゴリ別に比較します。
- ハイパフォーマンス・ショートボード
- フィッシュ・グローブラー
- ファンボード・ミッドレングス
- ロングボード
ハイパフォーマンス・ショートボード
パワーのある波でターンを刻みたいサーファー向けの、5〜6フィート台を中心としたグループです。4モデルとも上位レンジでの展開となっており、Rusty Surfboardsとのコラボレーションシェイプも含まれています。
| モデル名 | 構造レンジ | コンセプト | コラボレーション | 対象レベル |
|---|---|---|---|---|
| SD | ACT/TEC | 日常づかいのショートボード | Rusty Surfboards | – |
| GO-KART | ACT/TEC | オールラウンド万能型 | – | – |
| PG-R | ACT/TEC | 平均的な波を良い波に変える | – | 初心者〜中級者向け |
| DWART | ACT/TEC | 幅広で万能なショートボード | Rusty Surfboards | 初心者〜上級者向け |
SD

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | SD |
| 構造レンジ | ACT/TEC |
| カテゴリ | ショートボード |
| コンセプト | 日常づかいのショートボード |
| コラボレーション | Rusty Surfboards |
「SD」は、Rusty SurfboardsとTORQのコラボレーションから生まれた、日常づかいを前提とするショートボードです。コンテストボードのように尖らせず、いつものホームブレイクで振り回せる寸法にまとめられています。
胸〜頭サイズのパワーがある波では速く走らせられる反面、膝サイズのごまかしは利きません。ショートボードをメインに乗り込む中上級者で、1本を長く使い込みたいサーファーにおすすめのTORQのモデルです。
GO-KART

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | GO-KART |
| 構造レンジ | ACT/TEC |
| カテゴリ | ショートボード |
| コンセプト | オールラウンド万能型 |
| コラボレーション | – |
「GO-KART」は、TORQのショートボードのなかで最も守備範囲が広いオールラウンドモデルです。エアリアルからバレルまでひと通りこなせる設計で、波質を選ばずに持ち出せます。
腰サイズから頭サイズまで幅広く対応する一方、小波専用機ほどの走り出しの速さはありません。何本もボードを持てないサーファーや、ショートボードの1本目を探している中級者に、TORQのGO-KARTはおすすめです。
PG-R

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | PG-R |
| 構造レンジ | ACT/TEC |
| カテゴリ | ショートボード |
| コンセプト | 平均的な波を良い波に変える |
| コラボレーション | – |
「PG-R」は、平均的な波を良い波に変えるというコンセプトを掲げるTORQのショートボードです。掘れた大波を前提とせず、日常的に出会うコンディションで楽しめることを狙って設計されています。
腰〜胸サイズの日が多い日本のポイントとは相性が良く、逆にサイズが上がったときの安定感は控えめです。コンディションに恵まれない日でもしっかり走らせたい中上級者に、TORQのPG-Rは向いています。
DWART

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | DWART |
| 構造レンジ | ACT/TEC |
| カテゴリ | ショートボード |
| コンセプト | 幅広で万能なショートボード |
| コラボレーション | Rusty Surfboards |
「DWART」は、Rusty SurfboardsとTORQのコラボレーションによる、幅と厚みを持たせた短めのショートボードです。ショートボードの取り回しを保ちながら、扱いやすさに寄せた1本といえます。
深いチューブを狙うようなハイパフォーマンス用途には向きませんが、パワーレスな波でのパドルとテイクオフは明らかに楽になります。ショートボードのフィーリングは欲しいけれど浮力も削りたくない、という中級者におすすめのTORQのショートボードです。
フィッシュ・グローブラー
小波でも走らせて楽しむための、幅広で低めのボリューム帯を持つグループです。X-LITE・TET・TECと構造レンジが分かれており、同じフィッシュでも仕上がりの性格が変わります。
| モデル名 | 構造レンジ | コンセプト | フィン仕様 | コラボレーション |
|---|---|---|---|---|
| POD MOD | X-LITE | 早いテイクオフとスピード重視 | 5プラグ(トライ/クアッド) | Channel Islands |
| MOD FISH | TET | スピード重視のフィッシュ | – | – |
| FISH | TEC | スピードと伸びのある滑り | – | – |
| SUMMER FISH | TEC | 悪条件でも走るサマー仕様 | – | – |
POD MOD

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | POD MOD |
| 構造レンジ | X-LITE |
| カテゴリ | フィッシュ/グローブラー |
| コンセプト | 早いテイクオフとスピード重視 |
| コラボレーション | Channel Islands |
「POD MOD」は、Channel Islandsの名作Podをベースに、TORQのX-LITE構造で仕上げたグローブラーです。短く幅広いアウトラインにボリュームを持たせ、小波を確実に捕まえることを主眼に置いています。
膝〜胸サイズの日が続く日本のホームブレイクでは、パドルの一漕ぎで波に乗れる場面が増えます。頭サイズの掘れた波では持て余しますが、小波用の1本目を探しているサーファーにはTORQのPOD MODがおすすめです。
MOD FISH

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | MOD FISH |
| 構造レンジ | TET |
| カテゴリ | フィッシュ |
| コンセプト | スピード重視のフィッシュ |
| コラボレーション | – |
「MOD FISH」は、TORQのTETレンジを代表するフィッシュで、スピードに振った設計が持ち味です。国内の正規販売店でも在庫を見つけやすく、TORQの入り口になりやすいモデルといえます。
反発の鋭さではACTやTECに一歩譲りますが、毎週のように乗り込むボードとしての強さは十分にあります。エポキシフィッシュの入門機を探している初中級者に、TORQのMOD FISHはおすすめです。
FISH

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | FISH |
| 構造レンジ | TEC |
| カテゴリ | フィッシュ |
| コンセプト | スピードと伸びのある滑り |
| コラボレーション | – |
「FISH」は、スピードと伸びのある滑りを主眼に置いたTORQのTECレンジのフィッシュです。5’6〜6’10とTORQのフィッシュのなかでサイズ展開が最も広く、体格を選ばずに選べます。
レール寄りにボリュームがあるぶん、切り返しの鋭さはショートボードほどではありません。自分の体格やレベルに合わせてサイズを細かく詰めたいサーファーにおすすめのTORQのフィッシュです。
SUMMER FISH

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | SUMMER FISH |
| 構造レンジ | TEC |
| カテゴリ | フィッシュ |
| コンセプト | 悪条件でも走るサマー仕様 |
| コラボレーション | – |
「SUMMER FISH」は、悪い波などないというコンセプトを掲げるTORQのサマーモデルです。コンディションが崩れた日ほど出番が回ってくる、割り切った性格を持っています。
サイズが上がった波でのコントロール性は控えめで、あくまで夏場の波に照準を合わせた1本です。パワーレスな日のためのセカンドボードを探している中級者に、TORQのSUMMER FISHはおすすめです。
ファンボード・ミッドレングス
テイクオフのしやすさと滑走性を両立させた、6’8〜8’2帯のグループとなっています。TORQのなかでも日本国内で人気が高い層で、掲載モデル数も最多となっています。
| モデル名 | 構造レンジ | カテゴリ | コンセプト | コラボレーション |
|---|---|---|---|---|
| M23 | X-LITE | ミッドレングス | ショートとミッドの中間ハイブリッド | Channel Islands |
| CHANCHO | X-LITE | ミッドレングス | 定番のクイバービルダー | Channel Islands |
| DELPERO MPW | ACT/TEC | ミッドレングス | Pro Wideのコンパクト版 | Edouard Delpero |
| EGG NOT | ACT/TEC | ミッドレングス | クイバーの隙間を埋める | Rusty Surfboards |
| BIGBOY 23 | ACT/TEC/TET | ミッドレングス/ファンボード | 見た目以上の高性能 | – |
| V+ | TET | ミッドレングス | 軽量なミッドレングス性能 | – |
| MOD FUN | TET | ファンボード | 全レベル対応の懐の広さ | – |
M23

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | M23 |
| 構造レンジ | X-LITE |
| カテゴリ | ミッドレングス |
| コンセプト | ショートとミッドの中間ハイブリッド |
| コラボレーション | Channel Islands |
「M23」は、Channel IslandsとTORQのコラボレーションから生まれたX-LITEレンジのミッドレングスで、ショートボードとの中間に位置するハイブリッドです。長さによる波の捕まえやすさと、踏み込んだときの反応の良さを同時に狙っています。
ロングボードのようなゆったりしたグライドを求める用途には合いません。ショートボードからサイズを上げたい、あるいはロングボードから動きのある1本に持ち替えたい中上級者に、TORQのM23はおすすめです。
CHANCHO

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | CHANCHO |
| 構造レンジ | X-LITE |
| カテゴリ | ミッドレングス |
| コンセプト | 定番のクイバービルダー |
| コラボレーション | Channel Islands |
「CHANCHO」は、Channel Islandsの定番ミッドレングスをTORQのX-LITE構造で展開したモデルです。無理に攻めなくても自然に波に乗れる乗り味で、世界的に長く支持されてきました。
キビキビとした細かい動きは得意分野ではありませんが、そのぶん失敗が減ります。初心者のステップアップにも、上級者が波の穏やかな日に流すクルージング用にも選ばれているTORQのおすすめミッドレングスです。
DELPERO MPW

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | DELPERO MPW |
| 構造レンジ | ACT/TEC |
| カテゴリ | ミッドレングス |
| コンセプト | Pro Wideのコンパクト版 |
| コラボレーション | Edouard Delpero |
「DELPERO MPW」は、世界チャンピオンEdouard DelperoがTORQと手がけるDelpero Pro Wideを、扱いやすいサイズに縮めたミッドレングスです。ロングボードの設計思想を7フィート台に落とし込んでいます。
車載や持ち運びを考えるとロングボードは大きすぎる、しかしミッドレングスでも滑走感は諦めたくない、というサーファーに向いています。ロングボードからのサイズダウンを考えている読者にもTORQのDELPERO MPWはおすすめです。
EGG NOT

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | EGG NOT |
| 構造レンジ | ACT/TEC |
| カテゴリ | ミッドレングス |
| コンセプト | クイバーの隙間を埋める |
| コラボレーション | Rusty Surfboards |
「EGG NOT」は、Rusty SurfboardsとTORQのコラボレーションによるエッグ系のミッドレングスです。ショートボードとロングボードの間にぽっかり空いた出番を埋めることを目的に設計されています。
すでにショートボードとロングボードを持っていて、その間を埋める1本を探している中上級者に向く構成です。クイバーの穴を埋める用途で、TORQのEGG NOTはおすすめできます。
BIGBOY 23

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | BIGBOY 23 |
| 構造レンジ | ACT/TEC/TET |
| カテゴリ | ミッドレングス/ファンボード |
| コンセプト | 見た目以上の高性能 |
| コラボレーション | – |
「BIGBOY 23」は、体格の大きいサーファーや浮力を必要とするサーファーに向けて設計されたTORQのボリューム系モデルです。見た目のぽってりした印象に反して、走りも曲がりもしっかりこなします。
浮力に振っている分、小回りの効いたショートボード的な動きは望めません。体重があってボードのボリューム不足に悩んできたサーファーにこそ、TORQのBIGBOY 23はおすすめです。
V+

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | V+ |
| 構造レンジ | TET |
| カテゴリ | ミッドレングス |
| コンセプト | 軽量なミッドレングス性能 |
| コラボレーション | – |
「V+」は、TORQのTETレンジに属する軽量ミッドレングスで、日本国内では「MOD FUN V+」の名称で流通しています。7フィート台を中心とした展開で、ファンボードとミッドレングスの中間にあたる性格を持ちます。
ショートボードのようなクイックな動きは苦手で、あくまで滑走と安定に振った1本です。初心者からのステップアップや、波が小さい日のメインボードを探しているサーファーにTORQのV+は向いています。
MOD FUN

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | MOD FUN |
| 構造レンジ | TET |
| カテゴリ | ファンボード |
| コンセプト | 全レベル対応の懐の広さ |
| コラボレーション | – |
「MOD FUN」は、あらゆるレベルのサーファーが乗れることを前提に設計されたTORQのTETレンジのファンボードです。TORQのなかでも入門用として名前が挙がる機会が多いモデルといえます。
上達してくるとMOD FUNの安定志向が物足りなく感じられる場面も出てきますが、最初の数十本の波を確実に増やしてくれる存在です。これからサーフィンを始めるサーファーや、ボードの扱いに不安があるサーファーにおすすめのTORQのファンボードです。
ロングボード
グライドとノーズライドを味わう8〜9フィート帯のモデルがそろっています。世界チャンピオンEdouard Delperoのシグネチャーを中心に、性格の異なるモデルが並びます。
| モデル名 | 構造レンジ | フィン仕様 | コンセプト | シェイパー |
|---|---|---|---|---|
| DELPERO PRO | ACT/TEC | 2+1 | 伝統的なノーズライドと現代的な操作性 | Edouard Delpero |
| DELPERO PRO WIDE | TEC | – | 世界タイトル獲得ボードのワイド版 | Edouard Delpero |
| DELPERO CLASSIC | TEC | シングルフィン | クロスステップ主体のクラシックログ | Edouard Delpero |
| THE DON HP | ACT/TEC | – | モダンなハイパフォーマンスロング | – |
| THE DON NR | ACT/TEC | – | ノーズライドとターンの両立 | – |
| LONGBOARD | TET | – | オールラウンドなロングボード設計 | – |
DELPERO PRO

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | DELPERO PRO |
| 構造レンジ | ACT/TEC |
| カテゴリ | ロングボード |
| コンセプト | 伝統的なノーズライドと現代的な操作性 |
| コラボレーション | Edouard Delpero |
「DELPERO PRO」は、世界チャンピオンEdouard DelperoのシグネチャーとしてTORQが展開するコンペティションロングボードです。クラシックなノーズライドと、現代競技で求められる積極的なターンを1本で成立させることを狙っています。
穏やかに流すだけのクルージング用途には過剰な性能で、乗り手の動きがそのまま結果に出ます。コンテストを見据えて練習しているロングボーダーに、TORQのDELPERO PROはおすすめです。
DELPERO PRO WIDE

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | DELPERO PRO WIDE |
| 構造レンジ | TEC |
| カテゴリ | ロングボード |
| コンセプト | 世界タイトル獲得ボードのワイド版 |
| コラボレーション | Edouard Delpero |
「DELPERO PRO WIDE」は、2025年の世界ロングボード選手権を制したボードをベースに、幅を広げてTORQが展開するモデルです。実際にタイトルを獲得した設計を市販ラインで手に取れる点が、他のロングボードにはない強みになります。
反応の鋭さという点では標準幅のDELPERO PROに譲る部分があります。競技志向でありながら、より安定した足場が欲しい中上級ロングボーダーにTORQのDELPERO PRO WIDEはおすすめです。
DELPERO CLASSIC

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | DELPERO CLASSIC |
| 構造レンジ | TEC |
| カテゴリ | ロングボード |
| コンセプト | クロスステップ主体のクラシックログ |
| コラボレーション | Edouard Delpero |
「DELPERO CLASSIC」は、1960年代のクラシックロングボードの流れを汲む、TORQの9’2シングルフィンモデルです。Edouard Delperoが競技用とは別の文脈で仕上げた、スタイル志向のログにあたります。
キレのあるターンを刻む用途には向かず、あくまで動きの美しさを楽しむための1本です。ログライディングのスタイルを磨きたいサーファーに、TORQのDELPERO CLASSICはおすすめします。
THE DON HP

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | THE DON HP |
| 構造レンジ | ACT/TEC |
| カテゴリ | ロングボード |
| コンセプト | モダンなハイパフォーマンスロング |
| コラボレーション | – |
「THE DON HP」は、モダンなハイパフォーマンス・ロングボーディングに照準を合わせたTORQの9’1モデルです。ノーズライドよりもターンを主体に組み立てたいロングボーダーのために設計されています。
クラシックなログのようにゆったり流す乗り方とは方向性が異なります。ロングボードで積極的に動きたい中上級者に、TORQのTHE DON HPはおすすめです。
THE DON NR

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | THE DON NR |
| 構造レンジ | ACT/TEC |
| カテゴリ | ロングボード |
| コンセプト | ノーズライドとターンの両立 |
| コラボレーション | – |
「THE DON NR」は、ノーズライドとターンのどちらも捨てないことを狙ったTORQのロングボードです。ログ的な楽しみ方とパフォーマンス的な楽しみ方の中間を埋める立ち位置にあります。
どちらの方向にも振り切っていないため、競技で一点突破を狙う用途には向きません。ノーズにも立ちたいがターンも楽しみたいという欲張りな中級ロングボーダーに、TORQのTHE DON NRはおすすめです。
LONGBOARD

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | LONGBOARD |
| 構造レンジ | TET |
| カテゴリ | ロングボード |
| コンセプト | オールラウンドなロングボード設計 |
| コラボレーション | – |
「LONGBOARD」は、TORQのTETレンジで展開されるオールラウンドなロングボードです。特定の乗り方に寄せず、ロングボードの基本的な楽しさをひと通り味わえるように設計されています。
上位レンジのような軽快さや反発は持ち合わせていませんが、そのぶん壊れにくさで応えてくれます。ロングボードの1本目や、スクールで繰り返し使える1本を探しているサーファーにTORQのLONGBOARDはおすすめです。
まとめ
この記事では、TORQというサーフボードブランドの成り立ちと独自テクノロジーを解説し、日本国内で正規流通が確認できた現行モデルをボードタイプ別に比較しました。エポキシ専業ブランドとして、ショートボードからロングボードまでを1ブランドで揃えられるのがTORQの大きな強みです。
同じモデル名でも構造レンジが違えば重さも反発も変わるため、可能であれば国内の正規販売店で実物を持ってみて、サイズ感と重さを確かめてから決めるのが確実です。TORQのサーフボード選びの参考になれば嬉しいです。


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